【J1第6節】京都パープルサンガ2-1アビスパ福岡

苦しんで苦しんで…

京都パープルサンガ2-1アビスパ福岡
◇日時:2006年4月2日(日)14時00分KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(3670人)
◇主審:西村雄一 “Mr.神経質”
後半3分【京都】林丈統(ヘッド←アレモン)
後半24分【京都】美尾敦(左足←林)
後半30分【福岡】田中佑昌(右足)

■京都パープルサンガ(4-3-3)
GK1:平井直人
DF23:大久保裕樹
DF3:ヒカルド・カヴァルカンテ・ヒベイロ “リカルド”(後半8分-警告*2=退場)
DF5:鷲田雅一
DF7:児玉新
MF16:斉藤大介
MF14:中払大介
MF8:美尾敦
(後半26分-MF11:星大輔)
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”
FW20:林丈統
(後半35分-MF18:米田兼一郎)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半9分-DF19:登尾顕徳)

■アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK1:水谷雄一
DF21:山形辰徳
DF4:金古聖司
DF5:千代反田充
DF3:アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス(後半44分-警告*2=退場)
MF8:ホベルト・ジュリオ・デ・フィゲイレド
(後半29分-MF11:山形恭平)
MF13:松下裕樹
(後半11分-MF26:城後寿)
MF22:中村北斗
MF10:久藤清一
FW9:薮田光教
(後半0分-FW20:林祐征)
FW27:田中佑昌

柱谷幸一コーチ(京都)
「サポーターのみなさんに勝利を見せたかった。
それが叶って、ほんとうにうれしいです。
なんとか前の3人で点を取ってくれれば、と思っていました。
選手たちは最後まで走ってくれたし、ほめてあげたい。
ただ、すぐ次の試合はやってきます。
また勝てるようにトレーニングをしたいと思います」

林丈統選手(京都)
「勝ててよかったです。
先制点は苦手はヘッドだったんですが(苦笑)。
4月は7試合あるのでしっかり戦っていきます」

れしはずかし昇格初勝利!
わっしょい! わっしょい!
TBSチャンネル解説の金田さんも大喜びっすよ。
こんな感動的な試合なのに、観客3670人ってなぁ…。

「負けられない、勝たなければいけない」
と背水の陣で臨んだこの1戦。
きれいな戦いかたじゃなかったけれど、勝ちは勝ちだもんね~。
でも、サッカーの神さまはすんなりとは勝たせてくれなかった。
初勝利に至るまで、3つの「試練」がありました。

京都はミッドウィークのナビスコ杯で機能していた、パウ&アレ&引き気味に林の3トップでスタート。
しかし、雨でグラウンダーのボールがつながりにく~い。
前線にいいボールがわたらない。
攻撃は裏狙いでドッカンドッカンロングボール。
悟に代わって鷲田が入った最終ラインも押し上げが足りず、ほぼ福岡ペースで試合が進んだ。

さて、後半。
3分、アレモンが左サイドでキープして、ふわっとクロス。
そこにセンターバックの間に入ってきた林!
ヘッド一発ズドン!
うひゃーーーー!
前半に一度決定機を外したけど、よくない流れのなかでよくぞやってくれた先制点。
こりゃ、初勝利いけるのか?
思いましたよね、みなさん!?

その直後に、「試練」その1がやってきた。
リカルドが西村主審の神経質なジャッジの犠牲になって、なんと退場処分。
残り、40分近くを京都は10人で戦うことになる。

だけど、ここから京都の出足がよくなったというのが、サッカーのわからないところなのだった。
後半24分には、FKのチャンスから美尾が左足でゴール右隅!
ひとり少ないなかで、貴重な追加点。
さらに、アレモンがPKのチャンスもらって、これで楽勝かと一瞬思ったんだけど…。

はい、ここで「試練」その2。
リカルドもパウもいないんで代わりに蹴ったアレモンが、ポストに当てちゃったよ、おい!
アレモンがっくし。

さらに、立てつづけに「試練」その3。
福岡、左から山形兄のクロスに、混戦から田中佑昌がプッシュ。
なんか、オフサイドじゃね?
体出てね?
そう思ったけどゴールが認められて、福岡が1点返しちゃった。

ひとり少ないし、PK外しちゃったし、1点差になったし…。
なんか、やーなペースで、残り15分あまり。
福岡攻めまくり。
クロス入れまくり。
京都守りまくり。
おれ、冷や冷やしまくり。
でも、勝てると信じてました。
きっと、きっと。
…根拠はなかったけど。

そして、鷲田が。
ケントクくんが。
大久保が。
児玉が。
体を張ってがんばるがんばるがんばる。
つか、児玉足つってるのにパス出しますか、ハライ。

ロスタイムは3分。
長げーよ!
でも、アレモンも前線からよくチェックにいってた。
で、タイムアップ!
いやぁ、ほんとにつらかった。
苦しかった。
けど、そんななかで勝てた。
大きい、大きい一勝。
繰り返しになりますが、あんまりキレイな形じゃなかったかもしれない。
でも、いまはこの白星がほしかった。

おめでとう、柱谷さん、そして選手たち。
これからは、勢いに乗ってくれますよね?

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