<グループG>
アンデルレヒト0-2チェルシー
◇日時:11月23日20.45KO(日本時間翌4.45)
8分【チェルシー】エルナン・ホルヘ・クレスポ(右足←ランパード)
15分【チェルシー】ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・デ・カルヴァーリョ(右足←ヘッド:クレスポ←CK:ランパード)
※チェルシーの決勝トーナメント進出が決定
■RSCアンデルレヒト(4-3-2-1)
GK13:シルヴィオ・プロト
DF3:オリヴィエ・デシャク
DF30:ハンヌ・ティヒネン
DF27:ヴィンセント・コンパニィ
DF6:ミカル・ゼヴラコフ
MF37:アンソニー・ファンデン・ボーレ
MF17:クリスティアン・ヴィルヘルムション
MF4:イヴ・ファンデルアーゲ
(46分-FW22:オレグ・イアチトゥク)
MF24:セルハト・アキン
(74分-MF20:ファブリス・エレ)
MF14:バール・クール “ゴール”
FW9:ムボ・ムペンザ
(60分-MF21:パール・ゼッターベリ)
■チェルシーFC(4-3-3)
GK1:ペトル・チェヒ
DF13:ウィリアム・ガラ
DF6:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・デ・カルヴァーリョ
DF26:ジョン・テリー
DF3:アシエル・デル・オルノ・コスガージャ
MF5:ミカエル・エシェン
MF22:エイドゥル・シマーリ・グジョンセン
(78分-MF14:ジェレミー・ソレーレ・ヌジタップ・フォッソ)
MF8:フランク・ジェイムズ・ランパード
FW10:ジョー・コール
(63分-MF19:ラシナ・ディアラ)
FW9:エルナン・ホルヘ・クレスポ
(86分-FW12:カールトン・コール)
FW11:デイミアン・アンソニー・ダフ
◇試合データ
Anderlecht – Chelsea
0 Goals 2
0 1st Half Goals 2
1 Shots on Target 6
4 Shots off Target 3
3 Blocked Shots 2
2 Corners 6
9 Fouls 17
2 Offsides 4
1 Yellow Cards 2
0 Red Cards 0
77.2 Passing Success 83.2
19 Tackles 25
94.7 Tackles Success 68
39 Possession 61
53.1 Territorial Advantage 46.9
アウェイながら「われわれは勝ちに行く」(モウリーニョ・コーチ)という意気込みで挑んだチェルシー。
開始早々、左サイド深くで相手のミスからボールを奪ったランちゃんが左足でパーフェクトクロス。
クレスポがジャンピング・ハイ・インサイドキックで変態アクロバチックなビューティフルゴール!
てか、どうやってあのタイミングで飛んで、どうやってあの格好でシュートしますか…。
その直後、コーナーキックから、カルバーニョが体勢崩しながら右足ダイレクト!
難易度の高い2ゴールであっという間に優位に立ったチェルシーが、余裕の試合運びを見せます。
一方の、アンデルレヒトはホームながらミスパスが目立ってさっぱり。
試合終了間際に少しだけ意地を見せて、ワールドカップで日本とも対戦したクール(a.k.a.”ゴール”)が惜しい場面を迎えるもダメ。
ベティスに1敗を喫したチェルシーですが、このグループでリヴァプールとともに無事決勝T進出を決めました。
ジョゼ・モウリーニョ・ドス・サントス・コーチ(チェルシー)
「3ポイントが取れて満足だ、とくに前半はすばらしい出来だったからね。
パス回しも早かったし、ディフェンス陣は中盤付近まで押し上げて、いいプレスがかけられていた。
後半も同じように行きたかったところなんだが…そうかんたんにはいかないよ。
決勝進出もかかっているわけだし、リスクは負いづらい状況だ。
3点目を取るのが難しいと感じたから、少しディフェンシブな布陣にチェンジしたんだ。
後半だけみればあまり美しいゲームじゃなかったかもしれない。
でも、グループステージ突破というほんの少しのプレッシャーがあったわけだから、まぁよくやったと思うよ。
リヴァプールも勝ち上がった?
いいねぇ、また決勝トーナメントで当たりたいよ。
去年の準決勝2試合、そしてことしのグループステージ。
ヨーロッパの舞台ではここ3戦、彼らとはいいゲームができていない。
でも、今度はわれわれが勝つと確信している。
とにかく次の試合も勝って、1位で通過したい。
リヴァプールよりも上の順位にならないことには、ファンも納得しないだろう。
決勝トーナメント初戦の相手がどうなりそうだなんて、気にしてられないよ。
レアルかリヨンか?
ユーヴェかバイエルンか?
どちらが1位で、どちらが2位になるかなんてわかりゃしないからね。
実際、昨シーズンは初戦でバルサと当たってしまったわけだし。
きょうのゲームでよかったのはクレスポとエシェンだと思う。
ランパードの信じられない完璧なクロスがあったにせよ、クレスポはうまく決めてくれたし、きょうはボールもよくキープしてくれた。
ドログバではなくて彼を先発で使ったのは3つの理由がある。
ひとつ、ポスト役のドログバよりよく動いてくれるから。
きょうはスペースを有効に使うことが勝利のカギだと分析していたからね。
ふたつ、ニューカッスル戦の内容がよかったから、選手のモチベーションを保つためけが人以外は代えたくなかったから。
みっつ、ドログバはW杯のアフリカ予選で、ケガとまではいかないが、膝に痛みを負ってしまったから。
さいわい2対0でリードできたから、彼を温存してカールトン・コールを交代出場させたというわけさ。
でも、週末のプレミアシップにはドログバは出場できるはずだ。
そして、エシェンはきょうの試合、90分をとおしてのベストプレーヤーだ。
チームの全選手を預かっている手前、こんなことは言いたくないんが…彼はもっとも堅実で安定感のある選手だよ」
※参考
■Reaction: Mourinho’s figures do add up as Chelsea march on:The Official Chelsea FC Website