【W杯欧州予選・プレイオフ Second leg】トルコ4-2(agg4-4)スイス

トルコ4-2(agg4-4)スイス
◇日時:11月16日20.15KO(日本時間翌3.15)
1分【スイス】アレクサンドル・フライ(PK:右足)
22分【トルコ】トゥンジャイ・サンリ(ヘッド←FK:エムレ)
36分【トルコ】トゥンジャイ・サンリ(ヘッド←エルギュン)
52分【トルコ】ネシャティ・アテシュ(PK:右足)
84分【スイス】マルコ・シュトレーラー(左足←フライ)
89分【トルコ】トゥンジャイ・サンリ(ヘッド←ハカン・シュクル)
※トータルスコア4-4、アウェイゴールでスイスがが本大会出場権獲得

■トルコ(4-3-2-1)
GK23:ヴォルカン・デミレル
DF22:ハミト・アルティントップ
DF2:トルガ・セイハン
DF4:アルパイ・フェフミ・オザラン
DF13:エルギュン・ペンベ
MF16:セルジュク・サヒン
MF24:セルハト・アキン
(70分-MF17:トゥメル・メティン)
MF5:エムレ・ベロゾギュリュ
(82分-MF10:イルディレイ・バシュトゥルク)
FW25:トゥンジャイ・サンリ
FW18:ネシャティ・アテシュ
(81分-FW9:ファティ・テッケ)
FW20:ハカン・シュクル

■スイス(4-3-2-1)
GK1:パスカル・ツーバービューラー “ツビ”
DF26:フィリップ・デーゲン
(46分-DF34:ヴァロン・ベーラミ)
DF20:パトリック・ミュラー
DF24:フィリップ・センデロス
DF17:クリストフ・スパイヒャー
MF16:トランクィーロ・バルネッタ
MF6:ヨハン・フォーゲル
MF8:ラファエル・ヴィッキー
MF7:リカルド・カバナス・レイ
MF21:ダニエル・ギガックス
(31分-FW11:マルコ・シュトレーラー)
(87分-MF14:ベンジャミン・ハッゲル)
FW9:アレクサンドル・フライ

第1戦をスイス2-0トルコで終えて、迎えた第2戦@イスタンブール。
大きくメンバーを入れ替えてきたトルコは、満員の観客の後押しで逆転勝利をめざす。

開始1分、アルパイが軽率なハンドでスイスにPK。
スイスのエース・フライが決める。
これで、ホームのトルコはアウェイゴールの関係で4点を取らなくては勝てないという絶望的な展開に。
ところが、前半で2点返せたことから会場は一気にヒートアップする。

後半、前がかりのトルコにたいして、スイスはカウンターで何度か決定機を迎える。
だが、フライ、シュトレーラーのシュートは正確性に欠けた。
52分、アキンがボックス内でシュトレーラーに足をかけられ、今度はトルコにPK。
ネシャティ・アテシュがきっちり決めて、ついにトルコ3-1スイス。
合計スコアで3-3と追いつき、トルコに逆転勝利が見えてきた。

ハカン・シュクルめがけて早めの放り込みで、押しまくるトルコ。
体を投げ出して守るスイス。
観客席では、トルコのサポーターが発煙筒をたいて、盛り上がる。
トルコの勝利は時間の問題か?

…とも思われたが、トルコに悲劇が訪れたのは84分。
ミスパスをフライに奪われ、シュトレーラーにスルーパス。
GKと1対1になったシュトレーラーが、うまくかわして左足でゴールに流し込んで、貴重な貴重な追加点。
スタジアムは、水を打ったように静まりかえってしまった。

その後、パワープレーからトゥンジャイが頭で押し込むも、そのまま試合終了。
3大会ぶり(アメリカ大会以来)に本大会出場を決めたスイスの選手だが、喜ぶ間もなく走り出す。
そう、怒ったトルコのサポーターから物を投げられるのを恐れて、ドレッシングルームに逃げ帰ったのだった…。

ヤコブ・”コビ”・クーン・コーチ(スイス)
「この試合の結果は、ある種の試練だったと思います。
ですがなんとかドイツ行きを決めたわけですから、選手たちは喜びで舞い上がっていますよ。
残念なのは、試合後にお互いがたたえ合うことができなかったことですね。
スタジアムはとうていそんな雰囲気じゃありませんでしたから、急いでホテルに戻って休むことしか考えられなかったです。

ドレッシングルームへ向かうトンネルで乱闘があった?
確かに、それは事実です。
われわれの選手のひとり(ベンチ入り選手のグリヒティンク)が内臓出血で病院に運ばれました。
ただ、これ以上のことはわたしは把握しておりません」

※参考
Swiss through after Istanbul thriller
スポーツナビ:イスタンブール「地獄」めぐり(1/2) 欧州プレーオフ・トルコ対スイス

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