ヴィッセル神戸 1-1 京都サンガF.C.
日時:2025年2月26日(水)19:03KO
会場:兵庫県神戸市御崎公園球技場 “ウイングスタ”(1万1,335人/晴 9.3℃ 43%)
主審:小屋幸栄
13′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足←ハファエウ・エリアス)
90+11′-神戸/佐々木大樹
■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK1:前川黛也
DF66:松田陸(76′-DF31:岩波拓也)
DF4:山川哲史
DF3:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF23:広瀬陸斗
MF6:扇原貴宏
MF25:鍬先祐弥
MF18:井出遥也(76′-MF52:濱﨑健斗)
FW13:佐々木大樹
FW10:大迫勇也
FW2:飯野七聖(67′-MF30:山内翔)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF22:須貝英大
DF4:パトリック・ウィリアム・サ・ヂ・オリヴェイラ
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響
MF10:福岡慎平(78-‘DF5:アピアタウィア久)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(72′-MF8:米本拓司)
FW9:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(78′-FW93:長沢駿)
FW11:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(41′-MF29:奥川雅也)(72′-FW31:平賀大空)
FW14:原大智
ゴール期待値……https://www.jleague.jp/img/match/comment/2025/expected_goals-2025022610-279050381.jpg
天使と悪魔の蹴鞠唄
最終ラインから、対角に放たれるロングパス。
中盤から、京都DF陣の背後へアバウトに蹴り上げられるロブ(ロビング)パス。
神戸は、京都のハイプレスを嘲笑うかのように“実利的”な戦いを展開してきた。
そんなゲームの中で、いちばん“光っていた”のは大迫のキープ力。
DFを背負って時間をつくることもできるし、ロングボールをフリックさせる技も巧みだ。
90分を通して繰り広げられるハイボールの競り合い、ライン裏に蹴られたボールへの走り合い、体のぶつけ合い。
ピッチ上は、さながら肉弾戦の様相を呈していた。
圧倒的に優位だったのは、残念ながら神戸。
京都は前からのプレスもいなされ、いい形でボールを奪うこともできず、ボールを持っても前に繋げない。
前節、浦和戦とは一転、まったく何もできなかったゲームと言ってよいだろう。
ところが、絵に描いたようなカウンターで京都が先制。
そのまま、守りきる寸前だった。
100分まではーー。
最後の最後で天使は微笑まず、悪魔が顔を見せた。
確かに、あの失点は個人のミスに起因するものだったかもしれない。
しかし、それに至るプロセスはチーム全体で招いてしまったもの。
5バックにしてから、前でボールを収められず、サンドバッグ状態で攻められていた。
ガードした体制でボディブローを打ちつづけられ、最後の最後でダウンしてしまった格好だ。
やはり2年連続王者だ。
神戸は強かった。
ドローという結果は残念だし、悔いが残る。
されど、勝ち点1は上出来だったのかもしれない。