ファジアーノ岡山 2-0 京都サンガF.C.
日時:2025年2月15日(土)14:03KO
会場:岡山県総合グラウンド陸上競技場 “晴スタ”(14,575人/晴 13℃ 36%)
主審:御厨貴文
23′-岡山/田上大地
36′-岡山/木村太哉
■ファジアーノ岡山(3-4-2-1)
GK49:スベンド・ブローダーセン
DF2:立田悠悟
DF18:田上大地
DF43:鈴木喜丈
MF88:柳貴博(73′-DF4:阿部海大)
MF24:藤田息吹
MF14:田部井涼(73′-MF7:竹内涼)
MF50:加藤聖
FW27:木村太哉(66′-FW22:一美和成)
FW8:江坂任(73′-MF33:神谷優太)
FW99:ルーカス・マルコス・メイレレス “ルカオ”(89′-FW45:ブラウンノア賢信)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF24:宮本優太(46′-DF22:須貝英大)
DF4:パトリック・ウィリアム・サ・ヂ・オリヴェイラ
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響
MF6:ジョアン・ペドロ・メンデス・サントス(46′-MF10:福岡慎平)
MF7:川﨑颯太(62′-MF48:中野瑠馬)
MF39:平戸太貴
FW11:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(62′-MF29:奥川雅也)
FW9:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(75′-MF8:米本拓司)
FW14:原大智
曺貴裁コーチ(京都)
「きょうの試合に向けて1月からチームとして組み立ててきたことを出そうと、試合に挑みました。
勝敗の分かれ目になったのは、前半立ち上がり、いいリズムのときに点を取れなかった中で、コーナーキックで失点してしまったこと。
それでチームとしてバタバタしてしまったのを立て直せずに、追加点を奪われたことです。
ただそれ以上に、シンプルに球際、競り合い、試合に勝とうという気持ちは、情けないことに岡谷さんのほうがありました。
そういう意味で、きょうは負けて当たり前の試合だったかなと思います。
もちろん選手たちが勝とうとしてなかったというよりは、開幕戦にかける意気込みが強すぎて空回りしてしまったところもあると思います。
話し合いながら、次の試合に向けて修正していきたいと思います。
ーー後半、選手を2人変えた意図は?
前半は岡山さんがクリーンファイトしている状態で、待ち構えている相手に対してボールを入れているだけでした。
真ん中に顔を出してボールをもらったりだとか、連続攻撃に繋げることができていなかったので、ハーフタイムに修正しました。
そうったことを、アウェイの難しい状況だとしてもやらずに勝てる相手はいません。
ーーブロックで構える岡山に対して、崩しという面はどう捉えているか?
後半いくつかいいシーンはありました。
岡山さんは最後のところで身体をはってゴールを守るということに、J2のときから長けていたチーム。
そこを崩せなかったのは問題ですけれど、先に失点してリードされると相手の守りの”温度”も上がってくるので、難しかったなと思いました。
ーー次節に向けて?
この負けを悔いてもしょうがないので、しっかりを顔を上げて、ホームで勝てるように準備をするだけです」
海棠(かいどう)の眠り、いまだ足らず
J1初昇格のチーム相手に完敗……
なにッ? うそだろッ?
とカナメストーンの山口さん(CV:真空ジェシカ川北)ふうに驚きたくなる結果。
次の試合につながるような材料もない、無様な敗北だった。
敗因は、率直にいって「岡山対策」ができてなかった。
岡山がやってくるサッカーに対して、相性の悪いやり方を、精度も強度も欠けた形で展開してしまった。
そんな印象だ。
ミドルブロックを敷いたうえで、ボールを奪ったら手数をかけて攻め切りたい岡山。
京都は、引いた相手を崩す策がなかった。
前がかりになってしまって、嫌な形でボールを奪われ、相手に深い位置まで攻め込まれる。
また、岡山が最終ライン近くでボールを奪うと、早いタイミングで蹴ってくることが多かった。
京都は狙いとしている「高い位置でのボール奪取→早い攻め」が叶わず。
結果として、きょうの京都は選手間のバランス、コンパクトさ、規律、すべてが低調だったと思う。
何を改善すべきなのか?
ひとつ挙げるなら、前線も中盤も効果的な「溜め」の時間をつくれなかった。
フォーワードは相手ディフェンダーを背負って味方を待つような仕事が少なかったし、中盤の選手もボールを持てばあっという間に相手の選手にプレッシャーをかけられ、パスミスが出てしまっていた。
さらにボールがつなげないとはいえ、攻撃時、サイドに人を置きすぎなことも気になった。
センターフォワードの選手=エリアス、途中からは原が大外のレーンまで出てきてボールを受けてくる。
そこにサイドバックとセンターハーフの選手も参加。
クロスをあげようにもゴール前に人が揃ってないから、躊躇してまだ後ろに戻す。
ーーそんなシーンが何度あったことだろうか。
京都のセンターハーフの選手に求められているのは、おそらく次のような「仕事」だろう。
相手の最終〜中盤のライン間のスペースを利用するように位置取りして、パストライアングルをつくる動きもしながら、ゴール前に迫って、シュートも狙う。
そういう意味では、交代して入った中野が真ん中のレーンでドリブルで「溜め」をつくれていたのは、他の選手にない強みだなと感じた。
その動きが、チーム全体での連動に繋がってないのは、まぁ課題ではある。
最後は、奥川選手のコメントから。
僕がどんなプレースタイルなのかをもっと知ってもらう必要があるし、僕もチームメートの良さを知らないと、最後のところが合ってこないです。難しいところを良くしていける部分が分かったことなど、ポジティブな面もありました。練習から取り組んでいくことが必要です。
https://www.jleague.jp/match/j1/2025/021504/player/
よし、ポジろうぜ。