FC町田ゼルビア 1-0 京都サンガF.C.
日時:2024年11月30日(土)14:03KO
会場:東京都町田市立陸上競技場 “Gスタ”(1万1,541人/晴 15.3℃ 30%)
主審:中村太
67′-町田/オウンゴール
■FC町田ゼルビア(5-1-2-2)
GK1:谷晃生
DF33:望月ヘンリー海輝(78′-DF19:中山雄太)
DF5:イブラヒム・ドレシェヴィッチ
DF14:チャン・ミンギュ
DF3:昌子源
DF26:林幸多郎
MF18:下田北斗(90+1′-MF8:仙頭啓矢)
MF23:白崎凌兵
MF7:相馬勇紀(78′-FW47:荒木駿太)
FW11:エリキ・ナシメント・ヂ・リマ(63′-FW9:藤尾翔太)
FW90:オ・セフン(63′-FW15:ミッチェル・デューク)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF2:福田心之助(85′-DF5:アピアタウィア久)
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響
MF10:福岡慎平(79′-FW77:ムリロ・ヂ・ソウザ・コスタ)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴
FW23:豊川雄太(63′-FW31:平賀大空)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW14:原大智(85′-MF48:中野瑠馬)
虚無と虚無
高いボールの蹴り合い、競り合い、体のぶつけ合い。
あるいは、裏へのボールの蹴り合い、走り合い。
両チームとも、ロングボールとカウンターでの攻撃を繰り返していく。
ファール、ファールで試合が頻繁にストップ。
たびたびのロングスロー、そのたびにゲームが長く止まる。
美しさとは無縁ーーピッチを覆っていたのは、負けないためのリアリズム。
通奏低音だけが流れるような、重苦しい90分だった。
唯一生まれた得点がオウンゴールというのは、試合を象徴しているといえるだろうか。
京都にゴールの匂いを感じたのは、エリアスが単独突破できたときぐらい。
マルコの欠場が大きく響いた格好だ。
「マルコ、お前だったのか。いつも攻撃をつくってくれたのは」(ごんぎつねふうに)
と言いたくなるほどに……。
もちろん町田の守備が隙を見せなかったというのもあるけれど、中盤でもサイドでも相手を出し抜く展開はついぞ見られなかった。
相手が構えた状態でいかにボールを動かし、攻撃に奥行きをつくるか?
ビルドアップは今シーズン通しての課題で、最後まで改善は見られなかった。
試合後、チョウさんのコメントで面白かったのが、CBコンビについて。
高さとロングボールに長けた町田に対して、宮本&鈴木のCBコンビを先発起用した理由として
ラインをズルズル下げずにホルダーに行くってことを徹底すれば、オセフン選手やデューク選手や高い選手が出てきても対処できる、それよりもボールを奪った後のメリットを取りたかったっていうのは選択した理由です。
ということで、「ハイラインを形成できるから」この2人を選んだそうだ。
ただ、頑張っていたとはいえ、相手FWのパワーと高さに押される場面もたびたびあった。
宮本選手はオ・セフン、デュークと競り合いを強いられ、大変だっただろう。
ハイボールをドン!と長い距離ヘッドで跳ね飛ばしてくれる、闘莉王さんを懐かしく思い出してしまった。
そんなこんなで、次はシーズン最終戦(早い)。