京都サンガF.C. 3-2 アビスパ福岡
日時:2024年5月11日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,498人/晴 25.3℃ 46%)
主審:今村義朗
19′-福岡/佐藤凌我
21′-京都/宮吉拓実(右足)
49′-福岡/田代雅也
52′-福岡/紺野和也
53′-京都/オウンゴール
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF5:アピアタウィア久
DF50:鈴木義宜(79′-DF4:松田佳大)
DF3:麻田将吾(79′-MF44:佐藤響)
MF19:金子大毅
MF7:川﨑颯太
MF16:武田将平(74′-MF39:平戸太貴)
FW13:宮吉拓実(82′-MF8:塚川孝輝)
FW14:原大智
FW18:松田天馬(74′-FW31:平賀大空)
■アビスパ福岡(3-4-2-1)
GK31:村上昌謙
DF33:ドウグラス・ヒカルド・グローリ
DF3:奈良竜樹
DF37:田代雅也(73′-DF4:井上聖也)
MF2:湯澤聖人
MF88:松岡大起
MF6:前寛之(60′-MF30:重見柾斗)
MF18:岩崎悠人
FW8:紺野和也(87′-MF25:北島祐二)
FW27:佐藤凌我
FW9:シャハブ・ザヘディ
飛ばない鳥が虚ろを扇ぐ
やはり〝負け癖〟がついてしまっているのだろうか。
前節に続いて3失点。
そして前節に続いて、あっけない/もったいない/つまらない失点が多かった。
ちょっとだけ、J1から降格したシーズンのことを思い出したな。
いい内容のサッカーをしてても、サクッと相手に点を取られる。
それが弱いということなんだろうけれど。
前半、福岡にリズムを作らせなかった中で、ハイボールの処理ミスからゴールを奪われる。
後半、CKの混戦を押し込まれたあと、DFの枚数は揃っているのに紺野を誰も見ておらず立て続けに失点。
チャレンジ・アンド・カバーを怠ったり、マークを外す動きに釣られてしまったり。
守備戦術の拙さが今シーズン目立ってしまっている。
DF個人としての能力の問題もあるだろうし、チームとしての守り方がまだ練られてないことに由来している部分もあるだろう。
ただ、前節終了後
「選手同士の連携とか自分たちの戦術を見直していかないと、勝ち点につながらない」
という曺さんのコメントにも関わらず、攻守で大きな〝変革〟が見られず、同じように失点を重ねたのはいただけない。
ハイラインハイプレスのサッカーは否定しないけど、今季は高い位置ででボールを〝狩る〟ことがほとんどできてないのが何より厳しい。
ここ数戦から変わった点を挙げるなら、いわゆる〝ポケット〟の部分に走り込む動きを徹底していたこと。
最終ラインからのビルドアップ時に、金子、武田が相手を食いつかせた状態でターンしてマークを剥がして前進したシーンがいくつかあったこと。
まあ、福岡の守備が町田と違ってハイプレスよりもゾーンディフェンス志向だったので、京都にしてはある程度ボールを持てたおかげもある。
確かに2得点を取れたのはよかったけど、1点目は放り込みからで、2点目もオウンゴール。
相手を崩したものではなかったし、攻撃面も喜べる内容とまでは言えないだろう。
で、攻守の内容に加えて気になっているのが選手起用。
特に、3トップ。
原をサイドで使ってみたり真ん中で使ったり。
前節は鈴木冬一を右ウイングでサイドバックとの連携で攻めようとして、うまくいなかったら鈴木冬一はいきなりベンチ外。
平賀や安齋といったドリブルに長けた選手を先発させたり、宮吉and松田天馬のJ2時代のコンビを使ってみたり。
佐藤響を最前線に置く奇策を仕掛けたり。
「調子のいい選手を使う」
と言っても、毎回3トップの組み合わせが変わってたら連携も何もないだろうという話。
これだけ選手の組み合わせを模索しているのに、選手の配置は型にはめてるのも疑問が残るよね。