京都サンガF.C. 1-2 横浜F・マリノス
日時:2022年9月14日(水)19:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,129人/晴 26.6℃ 82%)
主審:小屋幸栄
25′-横FM/カルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ
50′-横FM/ジョゼ・エウベル・ピメンテウ・ダ・シウヴァ
88′-京都/金子大毅(右足)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響(66′-DF17:荻原拓也)
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平
MF7:武富孝介(62′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)
FW23:豊川雄太(62′-FW40:木村勇大)
FW11:山﨑凌吾(62′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW18:松田天馬(70′-MF19:金子大毅)
■横浜F・マリノス(4-2-1-3)
GK1:高丘陽平
DF27:松原健
DF24:岩田智輝
DF5:カルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ
DF2:永戸勝也
MF8:喜田拓也
MF16:藤田譲瑠チマ(84′-DF4:畠中槙之輔)
MF10:マルコス・ジュニオール・リマ・ドス・サントス(66′-MF6:渡辺皓太)
FW23:仲川輝人(76′-MF14:吉尾海夏)
FW11:アンデルソン・ジョゼ・ロペス・ヂ・ソウザ(46′-FW9:レオナルド・ヂ・ソウザ・ペレイラ “レオ・セアラ”)
FW7:ジョゼ・エウベル・ピメンテウ・ダ・シウヴァ(66′-FW18:水沼宏太)
曺貴裁コーチ(京都)
「……昨年のいまごろはJ2で戦っていて、昇格できるかどうかというところを乗り越えてきました。
僕は(指揮官)2年目になりますけれど……選手の成長は見違えるようです。
この内容で勝たせられなかった、勝たせてあげられなかった……。
自分の力不足を感じます。
アウェイでは、F・マリノスさんに〝オトナとコドモ〟のような戦いをされました。
しかし信じて続けていれば、きょうのような内容の試合ができる。
そのことを、選手はしっかり示してくれました。
ポジティブな材料を探したほうが簡単な試合でした。
結果としては勝ち点1も取れなかったですけれど……、僕に力がないんだと思います。
だけど、ここ3ヶ月にしても選手たちの成長は僕の予想、想像を超えています。
(京都サポーターではない人は)名前と顔が一致しなかった選手も、きょうの試合を見れば、『颯太が24番』で『麻田が3番』だと誰にでもわかると思います。
監督も長い間やっていますけれど、選手の成長を手助けできない、できる自分でいなければならないーーそういう気持ちでいます」
惜しい、悔しい、残念。
5月25日、三ツ沢での対戦は、完敗だった。
ハイプレスをいなされ、正確なロングボールでサイドに振られ、浅いディフェンスラインの裏を取られまくった。
後半3バックにシフトチェンジして重心を下げたことで少しマシにはなったものの、前半後半1点ずつ取られての2-0。
点差以上の実力差を感じて、三ツ沢からの坂を降りたことを覚えている。
そして約4ヶ月ぶりのリベンジマッチ。
シーズン後半となって連戦が続き、横浜FMの守備強度が落ちていることを鑑みても、5月とは見違えるような善戦をしたと言っていいだろう。
しかし一方で、両チームで明確な実力差があったのも事実。
そのひとつは、技術的なところ。
解説の橋本英郎(おこしやす京都AC選手兼ヘッドコーチ)氏が鋭く指摘していたけれど、佐藤響選手がフリーでボールを受けてるのにトラップを浮かせて相手プレッシャーを招いてしまったり。
中盤のボールキープでは武富選手の〝旋回力〟が効いていたけれど、ほかの選手はプレッシャーを掻い潜ることがなかなかできなかった。
もうひとつは、ファイナルサードでのスピード感。
攻撃時、京都の選手は1タッチ、2タッチ無駄なものが多かったり、ボールを受けてからどうするか考えるようなプレイも多く見られた。
対する横浜FMのほうは、より早く縦をついてくるし、前線のブラジル人選手たちも個人技を持っている。
圧倒的に〝怖さ〟があった。
曺さんが試合後、言葉を絞り出すようにされていたけれど………。
シュート数でも走行距離でもスプリント数でも上回ったし、勝ち点1でも取れていれば大きな自信になっただろうな〜。
9月はリーグ戦の試合数が少ないし、残留争いでヤキモキするのはもう少し続きそうだね。