京都サンガF.C. 1-1 湘南ベルマーレ平塚
日時:2022年3月12日(土)15:04KO
会場:神奈川県平塚市平塚競技場(8,405人/晴 17.9℃ 48%)
主審:上田益也
47′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足←武富)
71′-平塚/町野修斗
■湘南ベルマーレ(3-1-4-2)
GK1:谷晃生
DF16:山本脩斗
DF22:大岩一貴
DF8:大野和成
MF15:米本拓司
MF6:岡本拓也(70′-MF27:池田昌生)
MF41:永木亮太
MF7:田中聡(84′-MF14:茨田陽生)
MF3:石原広教(70′-DF2:杉岡大暉)
FW9:ウェリントン・ルイス・ヂ・ソウザ(90′-FW13:瀬川祐輔)
FW18:町野修斗(84′-FW17:大橋祐紀)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:若原智哉
DF2:飯田貴敬(46′-DF14:白井康介)
DF5:アピアタウィア久
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF3:麻田将吾 ※78′-一発退場
MF24:川﨑颯太
MF19:金子大毅(46′-DF17:荻原拓也)
MF16:武田将平
FW7:武富孝介(82′-FW11:山﨑凌吾)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(89′-FW23:豊川雄太)
FW18:松田天馬(90+7′-FW13:宮吉拓実)
『3-4×3月』(さんたいよんえっくすさんがつ)
J1よ、私は帰ってきた!
ーーということで、今季初、そしてひさしぶりのJ1スタジアム観戦は平塚にて。
2017年対戦時は業務で行けなかったので、2014年以来かな?
(※ともにJ2での戦い)
ボロっちいラスカ平塚や、駅前少し歩いたところにあるキャバレーやらピンサロやらがあるエリアも健在で懐かしかった。
で、試合はまぁなんとか勝ち点1を取ることができた、という感じだろうか。
前半から圧倒され…
→後半アタマから一気にペースを取り返し…
→最後は1人少なくなってハイボールを放り込まれまくる…
どちらかが主導権を握っているかが、時間帯によってはっきり違うようなゲームだった。
話戻して、試合開始から京都は湘南の高い位置でのプレスに完全に捕まっていた。
ボールを回せず、ボールを失いつづける。
特に両サイドでの手詰まり感は著しく、サイドバックがボールを持ってもパスを出すスペースがほぼないような状況。
麻田が松田天馬に向かって、「サイドに張っているだけじゃなくて中に入る動きををしてくれ」とゼスチャーを交えて要求するシーンも見られた。
さすがに、京都ベンチも手を打ってきた。
31分、武田がハイボールの競り合いで頭部を負傷している間に、麻田が真ん中に入って3バックにチェンジ。
最終ラインはアピアタウィア、麻田、メンデス。
サイドは松田天馬が左ウイングバックに回って、飯田が右サイドバックに上がる。
中盤は川﨑、金子、武田。
前線は武富とウタカが2トップの形になった。
…と思っていたんですけど、家に帰ってDAZN見直したら、その1分前。
30分ごろ、町野のシュートがGK若原の正面に飛んだ直後から、3バックに切り替えてるみたい。
なんにしろ、ずっと押されっぱなしだったので、前半のラスト15分でもう少し挽回して、後半に臨みたかったというところだろうか。
とはいえ、前半は京都のシュートは0。
流れは取り戻せなかった。
そして、後半開始からウイングバックを取っ替えてきた。
白井が右ウイングバック、荻原が左と、「推進力」を生み出せる2人が入る。
中盤は川﨑、武田、松田で、武田が右サイドに。
結果的には、この交代で京都が息を吹き返した。
46分、中盤でいいリズムでボールが動いて武富がロングシュート(※この試合シュート1本目)。
いい入りをした後の47分に、セカンドボールのこぼれから武富が裏にスルーパス、ウタカがゲット!
48分には、荻原の突破からのグラウンダーのクロスにウタカのシュートは、クロスバー直撃。
後半たった3分で、一気にゲームの流れが変わってしまったのだから、サッカーは恐ろしい。
その後も左右の両CBが高く上がり、ときにウイングバックを追い越すことで、前への圧力を増すことができた。
良好な流れの中で2点目が取れていれば、おそらくこのゲームをものにできていたのだろうけど…。
まぁ、そこまでは甘くないよね。
ただ、気になるのは前節の磐田戦といい、3バックのチームと対戦すると、京都のプレスがなかなかハマらないこと。
相手の3バックvs京都の3トップ。
そこでプレスを突破されると、相手の中盤はウイングバック含めて5人。
京都は中盤の3人+サイドバックで対抗するんだけど、サイドバックの裏にスペースが空き、そこで起点を作られることが多い。
3バックの相手にはミラーゲームで合わせるのか、あるいは4バックのままプレスの精度を高めていくのか。
開幕から約1か月、4節にして〝J1の壁〟にぶち当たっているように感じた。
しかし、この壁に挑むことが〝S Adventure〟であり、乗り越えること=チームの成長、なんだろうな。
次節はポゼッション志向のアルベルトさん(前新潟)率いるFC東京戦。
京都はどういう布陣と戦い方で挑むか、興味深い一戦だ。