【J1第2節】セレッソ大阪 1-1 京都サンガF.C.

セレッソ大阪 1-1 京都サンガF.C.
日時:2022年2月26日(土)14:03KO
会場:大阪市長居球技場 “ヨドスタ”
主審:清水勇人
34′-京都/武富孝介(ヘッド)
48′-C大/乾貴士

■セレッソ大阪(4-2-3-1)
GK21:キム・ジンヒョン
DF2:松田陸
DF33:西尾隆矢
DF24:鳥海晃司
DF14:丸橋祐介(79′-DF6:山中亮輔)
MF4:原川力
MF25:奥埜博亮(79′-MF17:鈴木徳真)
MF41:中原輝(57′-FW38:北野颯太)
FW10:清武弘嗣
MF8:乾貴士(71′-MF19:為田大貴)
FW20:加藤陸次樹(57′-FW11:ブルーノ・ペレイラ・メンデス)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介(75′-MF8:荒木大吾)
DF5:アピアタウィア久
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF3:麻田将吾
MF24:川﨑颯太(52′-MF19:金子大毅)
MF16:武田将平
MF18:松田天馬(75′-DF31:井上黎生人)
MF7:武富孝介(86′-DF17:荻原拓也)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW23:豊川雄太(46′-DF15:長井一真)

上福元直人選手(京都)
「よかった点も悪かった点もあり、次につながる勝ち点1だったかなと思います。
いいセーブができているのは、チーム全員が最後まで守備意識高くやってくれているからこそ。
おかげで、自分のところでやらせてはいけないという責任感も湧いてきます」

曺貴裁コーチ(京都)
「前半からセレッソさんの分析、選手のエネルギーがわれわれを上回った部分がありました。
ただセットプレイからいい形で先制点を取って、最後のカミ(上福元)のビッグセーブ含めて、どちらが勝つかわからない展開にもっていけた。
結果として勝ち点1を拾ったのは、ポジティブに捉えたいと思います。
自分たちは、まだ発展途上で成長途中。
きょうのような試合でも、自分たちの力で勝ち点3が取れるようにやっていきたいです。
(ーーセレッソが京都のプレスがかからない立ち位置をとってきた)
J1に上がってこういう展開になる試合もあるかな、とは思っていました。
シーズンの早い時期に相手の研究にあって苦しめられるというのは、自分たちにとっての勉強材料になります。
もっともっと〝大人〟な対応をしなけばなりません」

小菊昭雄コーチ(C大)
「京都のハイプレスに対して、わたしたちがどう立ち位置を取って、安定して前進していくか。
それがきょうの試合の大事なポイントでした。
トレーニングで落とし込んだところを、選手たちは非常によく表現してくれたと思います。
ファイナルゾーンでの最後の崩しの質、クロスへの入り方、シュートの決定力……。
課題は出たんですけれど、相手のファイナルゾーンに何度も進めたことは評価できると思います」

手を替え、品を替え、流れを変え……

振り返ってみて、京都コーチ陣の〝修正力〟が光った試合だった。
キックオフから試合内容としては、圧倒的にセレッソ大阪のペース。
対する京都は、前半途中からシステムを3バックに変更、後半以降ディフェンダーを攻撃的な位置に使ったりして、なんとか流れを引き戻した。

ロスタイムには、武田のFKをブロックされ、相手FW北野が抜け出したところを上福元が〝神セーブ〟!
と思ったら、


「最後のセーブはあとから聞いたら、(FKの)壁の距離のところでファウルがあったみたいで、もしシュートが決められていても取り消しになったという話も聞きました」

Jリーグ公式サイト

……なーんだ (´·ω·`)

話を戻して、きょうのセレッソが試合開始から見せていた攻撃は下記のようなもの。
●選手間が巧みに距離感をキープ、ボールの出しどころを常につくる
●特にトップ下の清武、左サイドの乾というキープ力のある2人が、京都のバイタイルエリア(川﨑の脇)でボールを捌く
●ボールを回しつつ、京都中盤3人のスライドが間に合わないところをサイドに展開
●右はMF中原、左はDF丸橋の周辺にスペースができ、特に中原は対峙する麻田と1対1の勝負を積極的に仕掛けた

京都は前からのボール奪取ができず、中盤の数的不利を突かれてボールを回され〝決壊寸前〟だった。
そこで、左サイドバックだった麻田を真ん中に回して、右からアピアタウィア、麻田、メンデスの3バック。
中盤は左のウイングバックに松田天馬が入って、3-4-3のフォーメーションに変更する。
これによって、川崎と武田の2人でバイタルエリアを埋める一方、相手のサイド攻撃に左右のセンターバックとウイングバックが対応するという形に。
おかげで守備がだいぶ落ち着いたように感じた。

後半には豊川に変えて、長井を投入して左のウイングバックに。
松田天馬が左ウイングというかトップ下のような位置になって、3-5-2のような感じにも見えた。
そして松田天馬に変えて井上が入って1アンカー、3-1-4-2に。
システムを変え、選手を変え、守備の強度を落とさないまま、ディフェンスラインは下げず、最後まで戦い切った。
前半のセレッソ優勢からなんとか立て直して勝ち点1をゲット。
曺さんのおっしゃるとおりポジティブな結果だなぁ、と思った。

しかし後半、セレッソの危険な選手たちから先に交代してくれたのは、ちょっと助かったね(小声)。

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