京都サンガF.C. 2-1 FC琉球
日時:2021年9月11日(土)18:34KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(4,405人/晴 25.5℃ 75%)
主審:岡部拓人
16′-琉球/阿部拓馬
※23-琉球/阿部拓馬PK失敗(GKストップ)
41′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(pen.)
90+3′-京都/オリグバッジョ・イスマイラ(ヘッド←白井)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也
MF24:川﨑颯太
MF31:福岡慎平(84′-DF41:白井康介)
MF4:松田天馬
FW13:宮吉拓実(69′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW8:荒木大吾(60′-MF33:三沢直人)
■FC琉球(4-2-3-1)
GK26:田口潤人
DF35:金井貢史
DF4:岡﨑亮平
DF9:リ・ヨンジ(63′-DF3:福井諒司)
DF14:沼田圭悟
MF10:富所悠
MF20:上里一将(77′-MF6:風間宏希)
MF8:風間宏矢(77′-FW21:上原慎也)
MF37:武田英寿(58′-FW18:清水慎太郎)
MF23:池田廉
FW16:阿部拓馬
オリグバッジョ・イスマイラ選手(京都)
「ゴールを取る――自分の仕事をやっただけだよ。
押し込む形でも、どんな形であれ、とにかく得点が欲しかったんだ。
そしてその結果、チームが勝てたことが本当にうれしい。
この醍醐味こそがサッカーさ。
GKがPKを止めて、ウタカさんがPKを決め、そして自分が得点を取った。
きょうは京都サンガにとって完璧な勝利だったと思うね」
曺貴裁コーチ(京都)
「アウェイ2連戦。
甲府戦に完敗してから、松本戦でなんとか勝ち点1を持って帰って……。
京都に戻ってからのミーティングでは、去年リヴァプールがアストン・ヴィラに負けた後どうやって持ち直したか、映像とともに選手たちに説明しました。
(※プレミアリーグ2020-21年シーズン、リヴァプールは第4節のアウェイ、ヴィラ・パークで2-7と歴史的大敗。第5節もアウェイ、エヴァートン戦でも2-2のドロー。ホーム・アンフィールドに戻った第6節で、シェフィールド・ユナイテッド戦で2-1で勝利した)
負けたからこそ、自分たちの立ち位置にもう一度戻ってくることができる、みんなでプレイすることを思い出せる。
それが強いチームの秘訣だと思います。
では、京都サンガの“立ち位置”とは何か?
それは、見ている人にとってもプレイする選手にとっても、スリリングでアグレッシブなサッカーをやることです。
きょう、アンフィールドに近いような雰囲気なスタジアムで、選手たちがやったプレイを誇りに思います。
きょうピッチに立った選手も立てなかった選手も、みんながヒーローです。
非常にいいゲームができました。
もちろん、反省しなければならない点はまだまだたくさんあります。
われわれは鏡に向かって自分たちを見つめ直しながら、1日1日、1試合1試合、エネルギーをより出せるようにしていきたい。
(――イスマイラ選手の決勝ゴールについて)
(白井)康介のシュートなのかクロスなのかよくわからないですが(苦笑)、あのボールに反応できるというのが彼の一番の良さ。
本当にいい仕事をしてくれたと思います」
樋口靖洋コーチ(琉球)
「残念! 非常に残念!
チャンスが少ない中で先制して、後半にワンチャンス、ツーチャンスつくることができれば……。
耐えるゲームになったしまったが、選手たちが『我慢をする』ということを共有しながら戦ったというのは評価したい。
最後は我慢がしきれなかったのは、まぁ京都のパワーが優っていたのかなと。
僕らがPKで2点目を決めていれば、また違った結果になったかもしれない。
ただ、サッカーというのはえてしてこういうもんだ、と思います」
ロスタイム劇的決勝弾
なんてことないアーリークロスから失点し、押し込みながらもPKを与えてしまった。
これはマズい展開だなぁ……と思っていたけど、PKストップで流れが変わったね。
その後は、ほぼ京都ペースで試合を進めることができた。
試合後に、曺さんが感極まりながらインタビューに答えていたけれど、本当にいいゲーム。
川崎のPK獲得は、シミュレーションぽいけれど(笑)。
あのPKのときも含め、きょうは中央突破を狙うシーンが結構いい感じだった。
中盤の選手(福岡、松田)がペナルティーエリアに潜り込んでポストになって、パスをダイレクトで叩いてシュートを狙うというもの。
ちょっと、コンテ監督のパターンプレーに似たものを感じた。
あんな形でゴールが決まる場面も、早く見たいものだ。