【J2第13節】アルビレックス新潟 1-1 京都サンガF.C.

アルビレックス新潟 1-1 京都サンガF.C.
日時:2020年8月19日(水)19:03KO
会場:新潟県新潟スタジアム “ビッグスワン”(3,058人/晴 27.9℃ 41%)
主審:谷本涼
41′-京都/中野克哉
51′-新潟/渡邉新太

■アルビレックス新潟(4-2-2-2)
GK22:小島亨介
DF50:田上大地(46′-DF7:荻原拓也)
DF3:マウロ・ハビエル・ドス・サントス
DF5:舞行龍ジェームズ
DF2:新井直人
MF16:ゴンサロ・フェデリコ・ゴンサレス・ペレイラ(46′-MF20:島田譲)
MF13:中島元彦
MF6:秋山裕紀
MF10:本間至恩(91′-FW19:ペドロ・ハビエル・マンシ・クルス “ペドロ・マンジー”)
FW8:シウヴィオ・ジョゼ・カルドソ・ヘイス・ジュニオール “シウヴィーニョ”(75′-MF33:高木善朗)
FW11:渡邉新太

■京都サンガF.C.(3-4-2-1)
GK34:若原智哉
DF25:上夷克典
DF16:安藤淳
DF19:麻田将吾
MF32:上月壮一郎(90′-MF17:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”)
MF31:福岡慎平
MF24:川﨑颯太 “Jリーグ初出場”(85′-MF10:庄司悦大)
MF5:黒木恭平
MF29:中野克哉(90′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
MF14:中川風希(77′-FW18:野田隆之介)
FW13:宮吉拓実(77′-MF22:谷内田哲平 “Jリーグ初出場”)

アルベルト・プッチ・オルトネダ・コーチ(新潟)
「前半は互角の内容だったが、後半は数々のチャンスを作れた。
ただ、そのチャンスを決めなければ勝ち点3は得られないということさ。
確かに後半、相手はブロックを下げて守備を固めてきたから、ゴールを奪うことは難しかった。
ただ、そんな状況で5回ほど決定機を生み出せたんだ。
我々にとってポジティブなことだと評価したいよ」

實好礼忠コーチ(京都)
「いいゲームでした。
新しいメンバーが入って、日頃のトレーニングをアグレッシブにやっている成果を見せてくれました。
きょうのゲームで、レギュラーメンバー以外でも『俺でもできるんだ』という競争心が芽生えたと思います。
チーム全体の力をアップさせることができましたし、それを次のゲームに出したいです」

良攻野郎Bチーム

9人をターンオーバー。
バイス、庄司、金久保、ウタカという、チームの“軸”と思われていた選手を外したら、逆に戦術的にまとまって攻守に良いチームになって、クソワロタ・・・ワロタ・・・、
相手がボールを持てば、3-2-5のポジションを取って、パスが出たタイミングで、パスレシーバーに忠実にプレス。
攻めても、ウイングバックの単独突破に頼らず、1トップ、2シャドーに、インサイドハーフ、ウイングバックが絡んで、ダイレクトでのパス交換も見られた。
時間とスペース(空間)の作り方が、昨シーズンを彷彿とさせるものだったなぁ。
願わくば、後半、相手にボールを持たれてた中で、サイドが死んでいたので早めに手を打ちたかったところか。
しかし、きょうサイドの交代選手、連れてきてなかったので、しゃーない。

さて、特に出色の出来だったのが、トップ初登場の川﨑颯太、
相手に体を寄せてボールをかすめ取る、そしてスルスルと持ち上がる姿は、マケレレ、カンテを彷彿とさせるもの。
京都のゴールも、彼が倒れながらも泥臭くボールを離さなかったことで生まれたものだった。
福岡とのコンビ、庄司ほどのロングレンジのパスはないものの、攻守にとても効いていた。
福岡20歳、川崎19歳、京都の未来明るすぎだろ、常識的に考えて
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また今シーズン初出場の上夷も良かった。
いつの間にか高いポジションを取っていて、上月をフォロー。
この試合、右サイドにボール保持が偏っていたのは、黒木がバランスを取っていたこともあるけど、上夷の存在も大きいだろう。

思えば、今までの攻撃コンセプトは、ある程度ポジションを後ろにして、バイスや庄司のロングパスで、ウイングバックやウタカにボールを送って1対1の局面を創出しようというもの。
長いレンジのパスが決まるのがキレイだったけど、一方で、全体的に選手のポジションが“間延び”気味だったのも否めない。
で、ボールを奪われた直後、いわゆる“攻→守”の切り替えタイミングでズバッと縦パスを入れられたり、相手にスペースを与えてしまっていた。
端的に戦い方を比較するならば…。
今までは、ウタカ・庄司・バイスという選手の“個”を活かすための戦術。
対してきょうのやり方は、チーム全体としての戦術が先にあって、それを選手たちがピッチで具現化しているもの。
もちろん、強烈な“個”のチカラがあれば前者で押し切れるんだろうけど、今シーズンのJ2各チームの戦術的熟成度を見ていると、そんな楽観的な考えではいられないと思う。
きょうの戦い方をベースに、破綻しないように“個”を組み入れていくのがベストだと思うんだけど、まぁそう簡単にはいかないか(笑)。
でも、ターンオーバーでベテランを休ませつつ、若手に経験を積ませて、さらに敵地で勝ち点1ゲットは、上々の結果だと思ったのだった。

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