徳島ヴォルティス 2-1 京都サンガF.C.
日時:2019年8月31日(土)19:04KO
会場:徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場 “ポカスタ”(5,109人/雨のち曇 23.6℃ 86%)
主審:窪田陽輔
79′-徳島/渡井理己
88′-徳島/杉本竜士
90+5′-京都/中坂勇哉(左足ボレー←仙頭)
■徳島ヴォルティス(3-4-2-1)
GK21:梶川裕嗣
DF5:石井秀典
DF3:ヨルディ・バイス
DF7:内田裕斗
MF15:岸本武流(71′-DF22:藤田征也)
MF8:岩尾憲
MF32:小西雄大
MF13:清武功暉(71′-MF14:杉本竜士)
MF16:渡井理己(86′-MF44:島屋八徳)
MF11:野村直輝
FW9:河田篤秀
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF30:石櫃洋祐(64′-MF44:中坂勇哉)
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平
MF13:宮吉拓実(75′-MF8:重廣卓也)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(85′-DF4:田中マルクス闘莉王)
FW22:小屋松知哉
八月の狂詩曲(ラプソディー)
“作戦負け”、なのかな。
徳島は可変フォーメーションで来た。
攻撃時はウイングの岸本、清武が高い位置を取る3-2-5。
守備時は岸本が最終ライン近くに降ちて、渡井が右サイドハーフ、野村が2トップの一角に入る4-4-2。
おそらく狙いとしては…。
まず守備では京都のボール回しのスタート地点である2センターバックに2トップを当ててきた。
一方、前線の基点・一美にはヨルディ・バイスが激しいプレッシャーをかけ、ほぼ自由を許さなかった。
また、京都のサイドチェンジにもチーム全体がスライドして対応。
そして攻撃では、渡井、野村が交互に引いて、京都の最終ラインの前、アンカー・庄司の横の位置でボールを受けて、タメをつくる。
特に試合開始から15分ぐらいは、京都はボールを収めることにも奪うことにも苦心しており、徳島が圧倒する展開が続いていた。
で、危ないシーンはありながらも、清武の宇宙開発とか、加藤の好セーブでなんとかしのいでいたのだが…。
渡井のうまい抜け出しからのゴール、続けて杉山のゴラッソで万事休す。
これで、4試合白星なし、と。
唯一の好材料といえば、中坂の期限付き移籍初出場、初ゴールぐらいか。
インサイドハーフの位置から個人技で突破を挑むような、ピッチ中央で縦への推進力を発揮できる選手は、いまのラインナップではいないだけに貴重な存在。
相手が守備のポジションを固めた“穴熊状態”だと、ボックスの周りでパスを回すだけで、そこから“ブレイク”することができていないのが、いまの京都の問題点。
ボックス外からいいミドルシュートを打てる選手もいないので、相手としては「ゴール前を固めておけばOK」の気持ちになっている。
そんな現状を、中坂のような個人技をもつ選手の“仕掛け”でなんとかできたら。
“足踏み”だった8月、でも来月からはまた心機一転で踏ん張りたいよね。