【J2第27節】京都サンガF.C. 2-2 栃木SC

京都サンガF.C. 2-2 栃木SC
日時:2019年8月10日(土)19:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6,420人/晴 31.4℃ 55%)
主審:池内明彦
39′-栃木/西谷和希
59′-栃木/大黒将志
73′-京都/小屋松知哉(左足)
86′-京都/一美和成(左足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:加藤順大
DF31:福岡慎平
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF13:宮吉拓実(57′-MF8:重廣卓也)
MF41:金久保順(64′-DF4:田中マルクス闘莉王)
FW20:ジュニーニョ(87′-MF29:中野克哉)
FW23:一美和成
MF22:小屋松知哉

■栃木SC(5-3-1-1)
GK50:ユ・ヒョン
DF37:浜下瑛
DF4:藤原広太朗(71′-DF30:田代雅也)
DF36:乾大知
DF15:森下怜哉
DF45:瀬川和樹
MF31:三宅海斗(78′-MF29:川田拳登)
MF5:ヘニキ・ルイス・ヂ・アンドラーデ
MF26:枝村匠馬
FW10:西谷和希(80′-MF21:大﨑淳矢)
FW9:大黒将志

2-0は危険なスコア

お盆の帰省に合わせて、1ヶ月ぶりの現地観戦。
新幹線京都駅着18時ちょい過ぎでしたが、さすが西京極、ゆっくり間に合いました。
亀岡でも大丈夫そう、かな?(JRの運行間隔次第?)。

さて、ゲームの方は正直、苦戦だった。
5-4-1のブロックでゴール前に“バスを止める”栃木に対して、京都はその外側からボールを回して、スキを伺う。
しかし、ビシッと縦パスとか、相手をぶっちぎるドリブルなどはほぼ皆無で、「前半相手を守備で奔走させて、運動量が落ちた後半勝負かな」という雰囲気が京都イレブンからは漂っていた。
ウイングの選手にボールを配給するのも、崩しというより、出しどころがない“逃げ”のパスが多かったように思えた。
実際、小屋松知哉選手のコメントでも
「(黒木)恭平くんとも『相手を走らせて、後半に体力が落ちていくところで勝負していこう』という話をしていました」
と言及があったから、選手たちも後半勝負の心理状況だったのかなと。

そんなある意味“余裕”があった状況で、相手の単独突破によるカウンターから先制点を奪われてしまう。
このあとも特に前半は、仕掛けのマインドに欠けていたというか…。
ピッチの湿気同様、重苦しい展開が続いた。

ここで、試合後の中田一三氏のコメント。

「集中を欠いたという訳ではないと思うんですけども、なんとなく入りとして『誰かがやってくれるんじゃないか』というような雰囲気を少し感じていました。後半は『自分が』という仕掛けのところがプレーに表れて、失点した後にはなるんですけども攻撃的になって、メンバー交代も含めて追い付けたと」
「2失点してからの戦い方というのは、常に立ち上がりから、ベーシックにやれる力をいまは持っているので。なぜそれを出さないのかというところは瞬時に気付いて、自分たちから積極的に、意図的にアクションを起こさないと、望んでいるものは手に入らないんだろうなというふうに思います」

https://www.jleague.jp/match/j2/2019/081012/live/#coach

ゲームを支配しているチームが、余裕を見せて試合に入って、失点を重ね敗北するのはよくあること。
それに前半からガンガン行ってくれれば、観客にとっても最初から楽しく見られるというか、前半流して後半勝負だと45分が無駄になっちゃうもんね(笑)。
とはいえ、前半から飛ばして点が取れず、運動量が落ちて後半カウンターでやられるということもあるので、なんとも言えないところだ。

で、きょうに関しては、闘莉王FW投入で2トップにして、相手DFをボックスに集めさせたことが功を奏したように思う。
サイドがやや空いて、守備ラインも下がってしまい、そこから小屋松の“無双状態”がスタートした。
2ゴールが生まれて同点になって、西京極の観客席もイケイケ状態に。
そこから、勝ち越すチャンス、勢いはじゅうぶんあっただけに、2-2はちょっと惜しかった。
負けナシは10戦まで継続したものの、勝ち越せないところに少し物足りなさも感じる一戦だった。

振り返ってみると、ボール支配率は実に78%!
うーん、ヴェルディ永井新指揮官の「ボール支配率80%を目指す」もあながち“大ボラ”じゃないのか…。

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