京都サンガF.C. 2-2 水戸ホーリーホック
日時:2019年6月29日(土)19:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4,346人/曇 28.3℃ 71%)
主審:村上伸次 “のぶつぐ”
3′-水戸/清水慎太郎
37′-京都/一美和成(右足)
61′-京都/仙頭啓矢(左足←金久保)
79′-水戸/前寛之
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平
DF16:安藤淳
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF41:金久保順(84′-DF30:石櫃洋祐)
MF8:重廣卓也(86′-MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(86′-FW39:エスクデロ競飛王)
FW22:小屋松知哉
■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK50:松井謙弥
DF13:岸田翔平
DF4:ンドカ・ボニフェイス(22′-一発退場)
DF24:細川淳矢
DF7:志知孝明
MF6:平野佑一
MF8:前寛之
MF18:白井永地
MF45:浅野雄也(86′-MF25:平塚悠知)
FW32:黒川淳史(72′-MF23:外山凌)
FW14:清水慎太郎(66′-FW11:村田航一)
あと少し、ほんの少し
前半22分で相手がひとり少ない状況に。
残り約70分、数的優位でプレイしながらも追いつかれて、ホームでドロー。
返す返すも、もったいない試合だった。
2失点のうち、どちらかが防げていれば…って。
1失点目は、正直浅野のシュートが枠を外れていたので、清水が見送っていれば…というのは結果論(苦笑)。
ただ、試合開始から水戸のプレスに手を焼いて、うかつにボールを失う流れになっていたのは良くなかった。
「ウイングが低い位置へ降りる」――京都がビルドアップでよく使う手段が、水戸によって完全に狙われていた。
京都右サイドで言えば、仙頭が低い位置まで降りてきて相手SB(志知)を釣り出しつつ、右SB福岡からのパスを内側のレーンで同じ位置にいるMF(庄司か金久保)にダイレクトで叩いて相手のプレスをかいくぐろう…という、その前後で激しいプレスの餌食になっていた。
相手をプレスに負けずにボールを繋げるように精度を上げるか、あるいは、無理をしないでプレスをいなすロングパスで試合開始すぐの時間帯を落ち着かせるか。
まー、いまの京都だと前者を突き詰めていくことになるのかな。
2失点目は、村田のドリブル突破が見事だっとはいえ、“攻め疲れ”でちょっと守備の集中が切れていたのも否めない。
その前から、1人少ない水戸が5バックに変更(5-3-1)。
京都がウイングを使いつつ、一旦庄司に預けてのサイドチェンジで、左右から水戸を揺さぶっていたので、最終ラインをひとり増やして穴を埋めた。
となれば、水戸の攻撃としては、いっそうカウンターしかなかったわけで、狙い通りに同点にされてしまった格好だった。
残り15分を切っていたこともあるし、ある程度「守り」の意識が強くなっていたら…ね。
一方、攻撃では1人少ない水戸をなかなか崩せなかった。
ハイプレスから、4-4のラインを低く敷くことにシフトした水戸に対して、圧倒的にボールはポゼッションできたが…という感じ。
一美に入った縦パスをダイレクトで戻して、その間に重廣や金久保が最終ラインを抜け出す「レイオフ」の動きもゴールを奪うまでには至らず(重廣ヒールからの小屋松のシュートが外れたのが惜しかったが)。
ただ、きょうに関しては水戸&チームを率いる長谷部氏が試合巧者だったなとも思ったり。
だって、1人少なくなっているのにあえて5バックにして反撃を狙う戦術変更なんて、なかなか思いつかないでしょ。
そして、この水戸とミッドウィーク、天皇杯で再び戦うという運命(と書いて「さだめ」)。
リーグ戦優先させてターンオーバーするのか、ガチで勝ちを狙うのか?
今の戦術を成熟させるためにも、ある程度ガチメンバーでいくのかな?と個人的には予想しているのですが、さて。