【J2第10節】京都サンガ 3-0 ガイナーレ鳥取

京都サンガ 3-0 ガイナーレ鳥取
◇日時:2013年4月21日(日) 14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 11.6℃ 49%/4692人)
◇主審:榎本一慶
19分【京都】横谷繁(ヘッド←中央左:福村)
64分【京都】久保裕也(左足ダイレクト←左:駒井)
81分【京都】安藤淳(ヘッド←左:横谷)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF19:田森大己(83分-MF10:工藤浩平)
MF27:原川力(65分-MF15:中山博貴)
MF7:駒井善成
FW17:横谷繁
FW31:久保裕也(78分-MF30:中村祐哉)

■ガイナーレ鳥取(4-1-4-1)
GK21:杉本拓也
DF23:三浦修
DF3:柳楽智和
DF7:横竹翔
DF16:武田英二郎
MF14:吉野智行
MF25:奥山泰裕(69分-MF24:廣田隆治)
MF10:実信憲明(72分-FW11:岡本達也)
MF15:田中雄大
MF26:永里源気
FW13:久保裕一

▼勝負を分けた、風
なんかずーっとうまくいかなくて、京都サンガのまわりを重い雰囲気が漂っていた昨今。
バス囲みとかね…。
そのヘヴィな空気を、西京極に吹いた強い風が吹き飛ばしてくれた!?
そんな感想をもった一戦でした。

前節で原、宮吉、三平が負傷、特に原&ミヤはベンチにも入らずということで、
・横谷をフォワードに起用
・3バックを辞めて、4バックに戻す
・MFのセンターには、タモさん&秋もっさんという守備的な2人並べる
という布陣でスタート。

そして、結果は…
「横 谷 無 双」
まさにこれ(笑)。
1.5列的な位置でボールを収め、相手DFのマークもワンフェイクではがせる。
ここでボールが収まり、少し時間を作れたことで、後ろからのオーバーラップを促することができた。
本来、原がやっていたようなことを、もう少し低めでこなしていた感じ。
相棒が、生粋のフォワードタイプの久保だったため、補完関係もピッタリ。

そして、全体的にある程度ボールは持てた中で、先制点は横谷。
フクちゃんのロングパスが、強風が味方して、横谷の飛び出しにジャスト合ってゴール。
この1点で気分的に楽になれましたね。

風といえば、鳥取が京都対策としてサイドチェンジのパスを入れようとしてたんですが、強風でうまくいかず。
いちばん嫌な
「ボールを奪ってすぐ逆サイドに展開」
ができなかったのも、京都にとってラッキーだったと思います。

▼右翼から、左翼へ
この先制点を含めて、ゴールは全部左サイドの崩しから。
今までの右サイド一辺倒がなんだったの!と言いたくなるほど。

右サイドMFはボールが持てる選手(原川→中山→工藤)+ガンガン上がる安藤。
左サイドMFは仕掛けられる駒井+タイミングよく上がるフクちゃん。
この組み合わせが、バランスがよかったのかな。
そして、駒井の出来が戻ってきたのも大きかった。

あ、初先発の原川はキープ力あって、昔の中村充孝っぽい感じ。
ボールもらって出しどころを探すところとか、パス出したあと王様っぽく止まっているところとか(笑)。

そして結果は快勝でしたが、手放しで喜べるものではないのは、見ていた人も思ったはず。
後半開始からはずっと鳥取ペースで、同点になっていたらどうなったか…。
特に、最終ラインからボールを繋ごうとしたときに、結構苦労してたのが気になりました。
田森+秋本で守備は安定したものの、展開力に欠けるのは否めない。
ちょうど、次は鳥取よりは自力があるだろう千葉戦だけに、そのあたりが問われる戦いになるのかなと思います。

最後にひとつだけ。
田森がまさかの股抜き突破とはな!

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