ヴァンフォーレ甲府 0-3 京都サンガ
◇日時:2012年5月6日(日) 13.04キックオフ
◇会場:山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場(9563人/曇 19.9℃ 43%)
◇主審:木村博之
4分【京都】ウィルフリード “ヴィリー”・サヌー(左足ダイレクト←宮吉)
50分【京都】中山博貴(左足ボレー←テソン)
68分【京都】宮吉拓実(右足←安藤)
■ヴァンフォーレ甲府(4-2-2-2)
GK1:荻晃太
DF2:福田健介
DF5:ドウグラス・マルケス・ドス・サントス
DF4:山本英臣
DF6:佐々木翔
MF27:伊東輝悦(62分-MF24:堀米勇輝)
MF10:井澤惇
MF18:柏好文
MF20:ガブリエル・リマ・オリヴェイラ “ピンバ”(57分-FW9:高崎寛之)
FW15:青木孝太(46分-FW14:永里源気)
FW11:ダヴィ・ジョゼ・シウヴァ・ド・ナシメント
■京都サンガ(3-1-4-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF23:中村充孝(46分-DF6:ファン・テソン)
MF15:中山博貴
MF10:工藤浩平
MF22:駒井善成
FW13:宮吉拓実
FW32:ウィルフリード “ヴィリー”・サヌー(51分-FW11:原一樹)
▼突然圧勝
サヌーの宙返りの瞬間カメラを切り替えた、スカパー!のスイッチャーさんは万死に値する(´・ω・`)
しかし、あの先制点の直前の加速力は、さすがサヌー。
ディフェンダーの1.5倍速ぐらいだったもんなぁ。
ということで、あの先制点で勢いがついて、3-0での快勝。
甲府にほとんど決定機を作らせない圧勝。
いや、びっくりしたー。
その要因はなんだろうかと考えるに、まず甲府のサッカーが「非カウンター型」だったことがあるだろう。
去年天皇杯でJ1相手に快進撃をしたように、相手がボールを持ってくれると、プレスがハマるんだよな。
逆に、カウンター型の相手のほうがうまくいかないという…。
加えて、大きいのは3バックへの布陣変更。
今まで攻守ともによくなかったとはいえ、まさか中2日で代えてくるとは…。
さすが名将・大木はんやで(ゴクリ)。
▼3バックへの「変更」と試合途中の「修正」
そして、試合途中での「修正」もハマっていた。
前半途中でウヨン&博貴のダブルボランチから、ウヨン単独アンカーへのシフトチェンジ。
さらに、後半開始早々から、テソンを左サイドへ。
整理すると、
・前半は、駒井、工藤、充孝に博貴がボールサイドに寄る「中盤が流動的なサッカー」
・後半は、駒井、テソンをウイングバックに固定した「ベーシックに近い3バック」
という印象だった。
ま、前半から左サイドでの甲府・柏の単独突破だけが危険だったので、そこで失点しなかったのがでかかった。
で、後半アタマから左サイドを駒井から守備的なテソンで「蓋」をしたという感じ。
でも、3バックよかったなー。
ですよね??
中盤の枚数が1枚増えたことで、攻撃ではボールがいつもより回っていた。
とはいえ、ボール回しで決定機を作れたかというと、決してそうではないんだが…。
ゴールは2点目以外はカウンターと縦一本だし。
また、中盤の枚数増によって、守備がいつも以上に「前から」いけていたのも大きい。
効率的にプレスがかかっていたので、最後まで運動量も落ちなかったし。
対戦相手にもよるけど、3バックは今後大きなオプションになりそう。
最後に余談ですが、試合終了後、工藤ちゃんと甲府の山本選手が感慨深そうに握手してた。
そうか、2人も市原ユース出身、山本選手のほうが先輩なんだなー。
(以上、テレビ録画観戦)