京都サンガ 1-2 徳島ヴォルティス
◇日時:2011年10月16日(日)13.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 24.0℃ 33%/5690人)
◇主審:福島孝一郎 “ブラマヨ小杉”
3分【徳島】佐藤晃大
31分【徳島】佐藤晃大
52分【京都】宮吉拓実
■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
DF5:アライール・ヂ・ソウザ・カマルゴ・ジュニオール(46分-DF32:内野貴志)
DF3:森下俊
MF7:チョン・ウヨン
MF25:伊藤優汰(79分-FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)
MF23:中村充孝
MF19:内藤洋平(63分-MF17:中村太亮)
MF16:福村貴幸
FW13:宮吉拓実
FW31:久保裕也
■徳島ヴォルティス(4-2-3-1)
GK23:榎本達也
DF26:橋内優也(28分-DF20:ペ・スンジン)
DF2:三木隆司
DF4:エリゼウ(69分-MF27:デイヴィッドソン・ジュン・マーカス “ディビッドソン純マーカス”)
DF6:西嶋弘之
MF8:倉貫一毅
MF16:斉藤大介
MF17:衛藤裕
MF10:島田裕介(66分-MF14:濱田武)
MF13:柿谷曜一朗
FW18:佐藤晃大
▼長ーーーーーい90分(京都銀行ふう)
決定機が多くて
「あっという間の90分」
という表現をよくするけれど、きょうは逆に
「あれ? まだこんな時間あるの?」
っていう90分間だった。
徳島の選手が多く痛んでいたので、ゲームがけっこう止まっていたせいか、全体としてまったりした時間が過ぎていった。
しかし、橋内ほかの治療時間をあれだけ取っておきながら、前半ロスタイム2分ってのはない気がするけどな…。
それはさておき、イージーなディフェンス対応から2点を取られた京都は、後半4バックにチェンジ。
これが、きょういちばんの見所だったかもしれない。
解説・秋田豊さんも大興奮(笑)。
水谷雄一以下こんな並びの、4-1-3-2だった。
DF2:酒井隆介
DF32:内野貴志
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF25:伊藤優汰
MF23:中村充孝
MF19:内藤洋平
FW13:宮吉拓実
FW31:久保裕也
劇的に代わったのは守備局面。
相手のワントップ・佐藤にたいして、前半は3バックがケアしていたせいで、ワイドのスペースが空きがちだった。
4バックにして単純にスペースが埋まって、徳島が攻撃で何もできなくなった。
逆に、攻撃面では特に変化なし。
相手のバイタルエリアの前で横パスは繋げるんだけど、最後のスルーパスやサイドからのクロスは、出し手と受け手のタイミングがまったく合わず(苦笑)。
ロングパスに抜けだした宮吉が1点取ったのがやっとだった。
博貴のケガで先発出場となった中村充孝は、まぁ悪くない出来。
スモールフィールドで、ダブルタッチのドリブルで一気に守備をかいくぐったり、センスは見せてくれた。
しかし、博貴と比べて運動量が少なく、ボールを持っていない時間帯で立ち止まっていることも多く、チーム全体の流動性を失わせてしまった…のかもしれない。
これは、ちょっと大木さんの感想を聞いてみたい。
▼2トップで、プレスのやりかたは…?
きょうの内容で、今後3バックで行くのか4バックで行くのか、ちょっと気になるところだ。
ただ、もうひとつ、おれが個人的に気になっているのが、2トップか3トップかということ。
シーズン前半は、3トップで高い位置からプレスを掛け、相手をサイドに追い込んで3トップと3センターでボールを奪う…こういう戦術を志向していたように思う。
ただ、最近久保&宮吉の2トップに変えたことで、前線からの「いいプレス」がかかっていない。
高い位置でボールを奪うシーンが、確実に減ってきているのだ。
もちろん、逆に宮吉の「裏への抜けだし」が目立つようになって、攻撃面ではプラスの部分があるだけに、「善し悪し」はあるとは思うんだけど。
でも、前線からのあの「鬼プレス」が少なくなって、ちょっと寂しい気持ちもあるなぁ。