京都サンガ 0-2 水戸ホーリーホック
◇日時:2011年10月2日(日) 13.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇のち晴 23.0℃ 40%)
◇主審:中村太
48分【水戸】吉原宏太
55分【水戸】鈴木隆行
■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
DF3:森下俊
DF32:内野貴志
MF7:チョン・ウヨン
MF25:伊藤優汰(84分-FW14:ハウバート・ダン)
MF19:内藤洋平
MF15:中山博貴
MF22:駒井善成(57分-MF16:福村貴幸)
FW13:宮吉拓実(60分-MF23:中村充孝)
FW31:久保裕也
■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK1:本間幸司
DF6:西岡謙太
DF5:加藤広樹
DF20:塩谷司
DF4:尾本敬
MF8:村田翔(46分-MF18:鶴野太貴)
MF24:ロメロ・ベロカル・フランク・ラーク(73分-MF16:鈴木将也)
MF7:小池純輝(81分-FW10:遠藤敬佑)
MF28:小澤司
FW9:吉原宏太
FW30:鈴木隆行
▼まるで、完敗
試合開始からうまくボールが繋げず、サイドを突かれて2失点。
水戸と開幕戦で戦ったときは試合を支配しながら負けたけど、きょうはいいところなしの完敗だった。
ホームでこれは、まずい。
敗北の理由としてまず挙げたいのが、チーム全体が重かったこと。
ミッドウィークに試合があった。
そして、そのゲームが後半押されまくった「消耗戦」だった。
そうした影響もあったのだろう。
試合開始から、いつものような「鬼キープ」ができなかった。
パスミスが多く、セカンドボールへの寄せも遅かった。
しかし、両軍の中でいちばん運動量が際だっていたのが大ベテランの鈴木隆行だったってのは…。
ベテランならではのコンディション調整術があるんだろうな。
(※追記:そうか、前節は温存だったのか)
第二の敗因として挙げたいのが、新しい「3-5-2」のフォーメーション。
富山戦のときにも書いたけど、
・ウイングが守備に追われて、攻撃開始の位置が低い
・中山、内藤の役割が被っている(きょうも中山ばかりば目立っていた)
っていう問題がある。
そしてきょう、さらに顕在化したのが、両サイドのディフェンス。
ウイングと両センターバックでサイドを守る仕組みなんだけど、伊藤、駒井の守備力が低いもんで、やっぱりちょっと怖いよね。
あと、2人が守備に奔走されて体力を消費し、攻撃にかかるときのエナジーが減っている。
そんでもって、「遅攻」になると、チョン・ウヨンにミドルしか選択肢がないのもつらいところ。
※参考
■【J2第29節】カターレ富山 1-1 京都サンガ – Sex & Books & Football
そういえば結果的には左サイド、内野のところで2失点しちゃったんだけど、攻撃でも左サイドが機能していなかった。
これは裏返すと、今までいかに森下がいいパフォーマンスをしていたかという証明にもなるな。
カバーリング、パス出しで、いかに森下の貢献度が高かったかということ。
という意味で、敗因の3つめとして指摘しておきたいのが、森下をセンターに使った選手起用の「失敗」か。
無難にアライールか、あるいは内野真ん中でもよかったか。
これは、ちょっと結果論でもあるけれど。
最後にまとめると…。
「疲労」と「安藤出場停止による影響」は、次の試合では解消されるから問題ないだろう。
ただ、「3-5-2問題」はまだ今後も続く。
このフォーメーションで行くならば、特に守備面でいかに熟成させていくかが問題になりそうだなぁ。