【J2第27節】FC東京 6-1 京都サンガ

FC東京 6-1 京都サンガ
◇日時:2011年9月10日(土) 18.34キックオフ
◇会場:調布市東京スタジアム “味スタ”(晴 27.4℃ 76%/1万5517人)
◇主審:扇谷健司
11分【京都】宮吉拓実
31分【F東】ルーカス・セヴェリーノ
36分【F東】椋原健太
47分【F東】森重真人(←CK)
57分【F東】ルーカス・セヴェリーノ
85分【F東】ルーカス・セヴェリーノ(FK)
90+3分【F東】坂田大輔

■FC東京(4-2-3-1)
GK1:塩田仁史
DF2:徳永悠平
DF3:森重真人
DF6:今野泰幸
DF33:椋原健太
MF4:高橋秀人
MF10:梶山陽平
MF27:田邉草民(84分-FW38:坂田大輔)
MF22:羽生直剛(71分-MF18:石川直宏)
MF39:谷澤達也
FW49:ルーカス・セヴェリーノ(87分-MF32:上里一将)

■京都サンガF.C.(3-1-3-3)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
MF4:秋本倫孝(78分-DF5:アライール・ヂ・ソウザ・カマルゴ・ジュニオール)(83分-一発退場)
DF3:森下俊
MF7:チョン・ウヨン
MF22:駒井善成(71分-MF19:内藤洋平)
MF15:中山博貴
MF8:安藤淳
FW25:伊藤優汰
FW13:宮吉拓実
FW17:中村太亮(46分-FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)

▼5点目取られたところで、小さな子供のぐずる鳴き声が聞こえてきた
味スタバック自由席にこだまする鳴き声(´・ω・`)
きっと親御さんが機嫌が悪くなってしまったせいか(´・ω・`)
お子さんにとってトラウマの日にならなければいいけど(´・ω・`)
つか、アーセナルを見習って、きょう味スタに来たお客さんにはホーム無料鑑賞券を配るべき!
そんな、ひどい結果だったなぁ。

とはいえ、試合の入りはここ最近のゲーム同様悪くなかったんだよね。
ワンタッチのパスがテンポよく繋がる。
相手ボールになっても中盤でいいプレスがかかる。
ボールを奪って、再びパス交換で攻める。
…でも、シュートまでいけないのも、最近のゲームと同じ。

きょうは宮吉が先制点を決めたけど、これはカウンターからだった。
それ以外では、パスは繋げども最終局面で、アバウトなワンツーとか浮かせたパスで相手ボールになってしまう。
アタッキングサード攻略に失敗しつづけているうちに、しだいに相手にペースが移っていった。
だんだん、F東がボールを支配しはじめる。

そして、前半の2失点はミスがらみ。
同点を許したのは、直前チョン・ウヨンがボールを奪っておきながら、前へのパスを受け手が感じていなくて相手にかっぱらわれたところから。
このあたりの時間帯は、ボールを奪ったらチーム全体がほっとしてしまって、攻撃の切り替えがまったくできていなかった。
ピッチ上から、いや〜な空気が流れていたときの失点だったから、ダメージも大きかっただろう。
逆転は、なぜかチーム全体が前にかかりすぎていて、後ろに選手がおらず、独走カウンターを許したところから。

んでもって、後半もペースを奪い返せなかった。
ほとんど、FC東京に中盤を支配されていた。

▼相手1トップに3バックは…?
相手に中盤を支配された要因として挙げたいのは、フォーメーションの問題。

相手はルーカスのワントップ。
なのに、京都のディフェンスは3人が最終ラインに残っているんだよね。
数の論理で相手5人、京都4人で、うまくマッチアップできなかった。

そして、比較的3人が中央に絞っていた。
マーカーは1人で、2人は浮いているのに、サイドは空けている。
おかげでサイドのスペースをいいように使われてしまった。

他チームだったらサイドからのクロスや中盤のミドルでミスをしてくれるのだけど、FC東京は「個の力」ではずば抜けているだけに、相手の思うつぼな展開になってしまったと言える。

そして、今日の試合、スタジアムで見ながら思ったこと。
同点弾喰らったあたりから、相手ペースになっていたから、「人の並び」を変えればどうなっただろう?
秋本を1列上げる「2-4-1-3」。
あるいは酒井を右サイドバックに、安藤を左サイドバックにした「4-3-3」。
どちらでもいいから、1トップにたいして3人のディフェンダーを配置する状態を、早い目に修正していれば…。
少なくとも大敗北はなかったんじゃないかな。
いや、そう思わないと寝られないし(笑)。

▼スモールフィールドでのテクニック
とはいえ、大木さんはきっと頑固だ。
「3-4-3」を堅持しつづけるだろう(笑)。
ならば、相手のプレスにかかってもいなせるような、スモールフィールドでのパス回しをもっと「丁寧に正確に」できるようにならなければならない。
でも…。
きょう久しぶりに先発した太亮とかは、ボールを持ってから周りを探してワンタッチツータッチ…それで時間がかかっていた。
伊藤、駒井は、中盤の変なところでドリブルを突っかけて、簡単に相手にボールを奪われていた。
個人のテクニック、状況判断。
まだまだ改善すべき点は多い。
勝利至上主義より今の「ロマン主義」のほうが個人的には楽しいんだけれど、大敗だけは辞めてほしいな!
と、無理目な注文を付けておいて、きょうは終わりです。

行きで山手線が止まるわ、試合はコレだわで、あ〜疲れた。

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