イタリア 1-1 パラグアイ
◇Match 11 – Group F – 14 June
39分【パラグアイ】アントリン・アルカラス・ヴィヴェロス(ヘッド←FK:トーレス)
63分【イタリア】ダニエレ・デ・ロッシ(ヘッド←CK:シモーネ・ペペ)
眠い時間帯の試合だったが、眠気を吹き飛ばすようなハイテンションな熱戦だった。
開幕前から、選手の老齢化と調子の悪さを指摘されてきたイタリア。
しかし、この試合は開始から全開モード。
3トップがプレスをかけて、最終ラインも押し上げコンパクトな布陣を敷いてくる。
その勢いにやや押されていたパラグアイだったが、南米屈指の守備力を持っているだけに簡単には崩されない。
逆に、パラグアイのほうも中盤で激しく寄せていって、ペースを相手に握らせない。
スモールフィールドでパスの出しどころを探し合う、チェスのような高度な頭脳戦といった感じになっていく。
そうした中で、両チームがセットプレイから1得点してドローという結果になった。
触れておきたいのは、イタリアのこと。
イマイチだイマイチだと言われていたけど、やっぱり強さは持っている。
守備は堅いし、ペペとイアキンタの両ウイングも非常にパワフル。
デ・ロッシはあれだけ守備力が高いのに、ボールを持てば簡単に相手をひとり抜き去る技術もある。
ニュージーランド、スロヴァキアよりは一段レベルが違う戦力であることを証明してくれた。