【京都サンガ】2010年シーズンの布陣を考える(2)

第2回です。
前回のテーマは前線。
内容をまとめると、
「トップ下、シャドーのポジションにヂエゴとドゥトラを置くのがいいんじゃね」
って話でした。
【京都サンガ】2010年シーズンの布陣を考える(1) – Sex & Books & Football
さて、今回はバックと中盤について。

4バック+1、が守備戦術
ディフェンスについては、昨シーズンの戦いぶりでQさんの考えがよくわかったと思います。
キーコンセプトは「4バック+1」。
J1復帰最初の2008シーズンは3バックと4バックを併用していたけど、2009シーズンはほぼ4バックでした。
・2008シーズン=相手に合わせて戦い方を変える
・2009シーズン=自分たちの戦い方のベースを作る
っていうのがテーマと言われていたので、今シーズンも4バックじゃないかなと。

でもって、戦術の肝となるのが、加藤Qコーチいわく
「ディフェンスラインの前でスクリーンになる選手」。
いわゆる、アンカーですな。
昨シーズンでいうと開幕当初は安藤にやらせてて、うまくいかなくなったのでシヂクレイ…でした。
センターバックの前で相手「防波堤」となる役割を担う選手が1枚要る——。
いかにも、守備重視のQさんらしい選手起用法だと思います。
そのアンカー。
キャンプの様子を見るに、移籍加入の片岡、そして最終ラインもできるチエゴを軸に考えてる模様です。

一方、昨シーズンとの違いが少し感じられるのがサイドバック。
左は中谷がリハビリ中ということで、本来中盤の中村(太)をキャンプでは重用してます。
左利きのテクニシャンタイプという印象がある彼だけに、サイドバックがハマるかどうかは興味深いところ。
右サイドが染谷、まっすぅ、角田に西野がフッキ、チエゴが入ってと「層が厚くなるな…」状態だけに、右利きの選手を回すかなぁと思ってたんですけどね。
これは、ひょっとして去年よりも
「サイド攻撃を重視するぞ重視するぞ重視するぞ!」
っていう “マントラ” なんじゃないかと期待したいです。

引き算的に、中盤
後ろから前からどうぞ、と考えちゃったおかげで、最後の中盤については引き算的に考えざるをえなくなりました。
ディフェンス4+アンカー1。
1トップ+2シャドー。
つまり、中盤は
「フィールドプレイヤー10人ーワントップー(ディフェンダー×4)=5人」
のうち、1人をアンカー、2人をシャドー的なセカンドトップに使うから…。
残り2人。

この “ラスト2” をどう使うか?
両サイドに置く → 4-1-4-1
アンカーの両脇を固めるインサイドハーフとして使う → 4-3-2-1
って、机上の計算ではこうなるわけですが…。

いずれにせよ、2シャドーとして使いたいうちのひとり、ヂエゴ選手がそんなに守備に長けた人材じゃないだけに。
ワイドに使うにせよ、守備的に使うにせよ、残り2枚のカードはディフェンスができるタイプであるのが望ましいですよね。
そういう意味で、ダイゴとシンゴのgogoコンビが誕生したのは理想的。
3バックのウイングもできるタイプで、突破力と守備力を兼ね備えてますから。
ただ、この2人のバックアップとなる人材が…手薄なのですねぇ、はい。
右でいえば、宮吉、上里、角田(!?)。
左でいえば、サイドバックとしても使われるであろう中村(太)。
うーん、一気に心細くなるな。

お手並みはキャンプで
つーわけで、以上すべてワタクシの妄想をもとに書き散らかしたわけですが!
もちろん、けが人も出てきましょうし、開幕当初考えていたサッカーがずっとできるわけじゃないでしょう。
しかし、昨シーズンよりは、よりチームコンセプトがはっきりしてくる予感があるというか。
なんとなく、いけそうな気がするーというか。
文章を書いてきて、そんな気持ちになりました!
…柳沢離脱で決定力不足に陥るっていうパターンがちょっと予想されそうで怖いんですけどね。

これからも、キャンプの練習試合の様子を見つつ、今シーズンのチームコンセプトを探っていきたいと思います。
とりあえずは、このへんで。

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