【J1第19節】京都サンガ 3-1 川崎フロンターレ

京都サンガ 3-1 川崎フロンターレ
◇日時:2009年7月26日(日)18.04キックオフ
◇会場;京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇時々雨 27.1℃ 87%/9002人)
◇主審:松尾一
5分【川崎】矢島卓郎(ヘッド←CK)
18分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(pen. 左足)
49分【京都】安藤淳(右足ミドル36m←ヂエゴ)
57分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(右足ミドル28m)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:水谷雄一
DF6:染谷悠太
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF8:中谷勇介
MF7:佐藤勇人
MF16:安藤淳
MF22:渡邉大剛
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(76分-DF26:角田誠)
MF13:柳沢敦(88分-FW9:豊田陽平)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(78分-FW11:林丈統)

■川崎フロンターレ(4-2-2-2)
GK1:川島永嗣
DF19:森勇介
DF4:井川祐輔(67分-FW7:黒津勝)
DF2:伊藤宏樹
DF26:村上和弘
MF13:寺田周平
MF29:谷口博之
MF14:中村憲剛
MF11:ヴィトール・シウヴァ・アシス・ヂ・オリヴェイラ・ジュニオール(45分-カルロス・アウベルト・カルヴァーリョ・ドス・アンジョス・ジュニオール “ジュニーニョ”)
FW34:ヘナト・カルロス・マルティンス・ジュニオール “ヘナチーチョ”(59分-MF6:田坂祐介)
FW15:矢島卓郎

うれしはずかし、大快勝
所用で出ていて、きょうは録画観戦だったのですが、勝ったか。
意外といっちゃ失礼でしたが、天敵状態だった川崎に快勝とは思いがけない展開です。
昨年、等々力で勝ったみたいに、守って守ってワンチャンスをものにできれば…が個人的な展望だったもので。

そんなきょうの勝因を、3つほど挙げたいと思います。

まずは、きれいなミドルが2本も決まったこと。
…当たり前なわけですが、ここ最近はミドルを打っても打っても宇宙開発ばっかりだったんで。
とくに、アンジュンなんてミドルを打つ印象すら、あまりない(笑)。
しかし、2本ともすばらしいゴラッソでした。

2つめは、必殺のカウンターが何度か発動できていたこと。
早い段階で1トップのパウリにボールが入って、相手DFを背負いながらキープしてくれると、ヤナギ、ヂエゴ、大剛に中谷がわらわらと駆け上がってきて、すばらしいカウンターになる可能性が高まります。
きょうも、大剛が抜けだしてシュートまで行ったときなんかも、早い攻めだったなー。
正直、相手の守備が整っている状態でパス回ししているときは、点が入る予感がしないんですが(笑)。
相手のボールをいいところで奪ってからの早い展開だと、可能性を感じます。

3つめは、相手・川崎の自滅ですかね。
京都が川崎にやられるパターンって、
・中盤で中村ケンゴにフリーでボールを持たれて、
・スペースにスルーを決められて、
・ジュニーニョが独走
…ってのばかりな記憶があります。
でも、きょうの川崎は「不調」ということでジュニーニョがサブスタート。
ケンゴは戦術上、前目のポジションにいたため、京都のドイスボランチがケアしやすかったのではないでしょうか。
じっさい、後半ジュニーニョが入って、けっこう裏のスペース狙われてましたしね。
そういや、VJとヘナチーニョがフリーでシュートを打とうとして、ひとりですっころんでくれたのも助かった。
あれ、グラウンドの下に誰かが潜んでいて、転ばすための何かをしたとしか思えないような、転び方でした(笑)。
「がんばれタブチくん」でホームラン性の打球を風を吹かせて外野フライにして、広岡監督にんまり…とか、そんな展開を思い出しましたよ。
古すぎるか。

左サイドの「サムライ」
得点から見れば、2得点のヂエゴがMVPなわけですが、きょうのワタクシ的MVPは中谷勇介選手にあげたいところ。
個人的には、前のポジション(左サイドハーフ)やらせるよりは、後方からオーバーラップさせたほうが、彼の良さがでると思っているんですが、きょうはその通りの内容を見せてくれましたですよ。

つーか、まじパネェっす。
守備では、森QN、ヴィトール、ヘナトらをドリブルをカットしまくり。
あー、試合最後の黒津のヘッドもがっちりカラダで止めていた。
攻めては、あっというまに前線に進出。
ヂエゴの3点目も、カウンターから抜けだしてペナ付近までオーバーラップしてて驚いた。
いつの間にそんなに走ってたんだよ!

いや、チョンマゲヘアになってからの中谷の働きはまさに「サムライ」。
4バックのとき、角田、染谷、はては大剛と、いろいろ左サイドバックには悩まされましたが、
「やっぱり中谷だなー」
「だなー」
と言い合いたくなるような、そんなきょうの中谷さんでした。

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