名古屋グランパス 1-1 京都サンガ
◇日時:2009年7月18日(土)19.03キックオフ
◇会場:愛知県豊田市豊田スタジアム(1万7784人/屋内 28.2℃ 84%)
◇主審:吉田寿光
42分【名古屋】ジョシュア・ブレイク・ケネディ(ヘッド←マギヌン)
81分【京都】パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(pen.)
■名古屋グランパス(4-2-2-2)
GK1:楢崎正剛
DF2:竹内彬
DF4:吉田麻也
DF5:増川隆洋
DF6:阿部翔平
MF7:中村直志
MF13:山口慶
MF10:小川佳純
MF8:マギヌン・ラファエウ・ファリアス・タヴァレス(76分-DF32:田中隼磨)
FW11:玉田圭司
FW16:ジョシュア・ブレイク・ケネディ
■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:水谷雄一
DF6:染谷悠太
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF26:角田誠
MF16:安藤淳(45分-FW9:豊田陽平)
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛(87分-DF3:シヂクレイ・ヂ・ソウザ)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
MF8:中谷勇介(55分-FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”)
FW13:柳沢敦
あきれた前半、やっとこさ後半
いやー、今週は空いてる時間はひたすらドラクエってたので、とはいえ、いろいろ忙しくてまだダーマの神殿にて転職ができるようになったぐらいで、つまりはまったく事前情報を得てなかったのですが、何が起きたんでしょ。
3バック、3トップでゲームを支配できた柏戦から一転、今節は4センターバック、ヂエゴと1トップの
「ダメサッカースタイル」
に先祖返りしていました。
Qさんの頭の中で「冒険の書」が消えてしまったのか…。
理解できんよ。
案の定、ヂエゴが下がりすぎて前線に中谷と柳沢になっちゃってたり。
前線でボールが収まらず、サイドバックの攻撃フォローが遅くて。
きょうはテレビ観戦でしたが、ここでサイドバックが画面に出てくるだろう…と思った3、4秒後にやっとこさ攻め上がってました。
そんな京都攻撃陣にたいして相手ディフェンスラインはドンドン押し上げて、ますますスペースがなくなる。
前半にかんしてはどうしようもない感じでした。
シュートどころか、シュートにまで行く気配もなかったし。
で、簡単にクロスを上げられ、ケネディにさっくりヘッドを決められ、失点。
水本は高さが足りないのはわかってるわけで、ケネディ対策でまっすぅが入るかなーと個人的には思ってたのですが、4バックのときは染谷がファーストチョイスみたいだ。
そんなわけで、前半に関しては何もしていない、何もできない最悪の内容だった。
そして、一転後半では追い上げるべく豊田とパウリを投入するわけですが、なにこのデジャヴという感じで。
グダグダ→得点取られる→押っ取り刀で攻めはじめる。
この「前半罰ゲームサッカー」だけは、なんとかしてほしいと切に願います。
ところが、攻めの選手を入れても、なんかパスミス、トラップミスが多すぎて、萎える時間が続く。
ラッキーなペナルティをゲットして同点にできたけど、ほんと、きょうの勝ち点1は僥倖。
いや見てて、ドラクエやりたくなりましたよ…。
4-4-2の何か問題か?
しかし、4-4-2になるとどうしてこんなにダメサッカーになってしまうんだろう?
この深淵な問題は、中盤の守備、とくに2ボランチの守り方に起因するところが大きいのではないかと思う。
今季からコンビを組む、勇人&安藤だと、スペースを埋めることはできるんですが、「ボール奪取」が弱いんじゃないかなと。
昨年はシヂクレイのアンカー、あるいはシヂクレイ&勇人の2ボラだったわけですが、シヂクレイがいるとまず相手のロングボールをディフェンスの前で跳ね返すことができた。
一方、勇人&安藤さと高さがないし、そして相手ボールホルダーにたいしてチェックにいったときにボールを絡め取る力が物足りないんですよね。
きょうも、中盤に下がってきた玉田や、攻め上がってきた中村にガツンといけなかったし。
もちろん、ヂエゴが自由奔放なポジショニングをしてて、前目の選手と「サンド」してボールを奪うことができないとか、ほかの理由もありますが。
中盤で相手のチェックに慌ててボールをロストする京都の選手たちにたいして、名古屋の選手たちは比較的ボールを持ててるのを見て、上述なようなことを思った次第です。
最後に余談ながら、いまの京都には、やっぱ3トップが合ってる気がします。
で、ウイングが中盤まで戻って守備に行く。
1対1の守備に強い選手が少ない京都だけに、やっぱ人数をかけて、戦術的に守っていかないと!