【J1第10節】京都サンガ 2-0 横浜F・マリノス

京都サンガ 2-0 横浜F・マリノス
◇日時:2009年5月5日(火)14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 19.4℃ 56%/1万1609人)
◇主審:穴沢努
5分【京都】パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(右足)
62分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(左足←渡邉)

■京都サンガF.C.(4-2-2-1-1)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF26:角田誠
MF7:佐藤勇人
MF16:安藤淳
MF22:渡邉大剛
MF11:林丈統(59分-DF8:中谷勇介)
MF10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(79分-MF18:加藤弘堅)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(75分-FW9:豊田陽平)

■横浜F・マリノス(3-4-3)
GK21:飯倉大樹
DF15:キム・クナン “クンファン”
DF22:中澤佑二
DF30:小椋祥平(74分-MF20:水沼宏太)
MF34:ジョン・ドンホ(45分-DF5:田中裕介)
MF17:兵藤慎剛
MF14:狩野健太
MF13:小宮山尊信
FW10:山瀬功治
FW9:渡邉千真(70分-FW19:齋藤学)
FW11:坂田大輔

つながった、首
敗北5連敗→加藤コーチの首が…。
という予想をする人も多かったと思うんですが!
結果は勝利。
よかったよかった!?
とか言って、負けてたらそれはそれで引いてたけど。

あ〜、でもゲーム内容的には、そんなに褒められたもんじゃなかった。
両軍とも攻撃時のミスが多すぎ大杉漣。
横浜FMも、あんだけパスミスしてくれると、助かりますわー(←揉み手しながら)。
京都の2得点も、横浜FMが自陣で単純にボールロストをしてくれたからだった。

ただ、それに至る伏線はあったわけで。
今日のサンガは、アンカーを置かずダブルボランチでスタート。
これはおそらく、横浜FMのボールの供給源であるところのダブルボランチを「潰す」狙いに違いない。
じっさい、横浜FMが最終ラインから兵藤or狩野に縦パスを入れたその瞬間。
猛ダッシュでアンジュンor勇人がプレス!
カラダを激しく寄せて、かんたんにプレイを許さない。
また、ワントップの「大剛弟」に入るくさびのパスも、イ・ジョンスがガッと前に出てカットする。
つまりは、横浜FMの「やりたいこと」をやらせなかった→リズムが悪くなった→ミスが出た。
という、化学反応だったかな。

で、その守備を含めて、きょうの京都は
「どん引き→ショートカウンターを狙う」
というコンセプトを徹底してた。
奪ったら、まずパウへの縦パスを狙う。
相手にクリアされても、オフサイドになっても狙う。
狙う狙う狙う。
開始早々、それが結果=ゴールとして結実したおかげで、チーム全体がわき上がった。
一丸となった。
愚直に、さぼらずに、ひたすらに裏狙いを続けていった。
つまんないけど、まぁしょうがないもん。
内容よりも、勝ち点が欲しかったんだもん。

後半、横浜FMは小椋をアンカーにして、狩野が右、兵藤が真ん中、小宮山が左の3-1-3-3にシフト。
これに混乱して、狩野が捕まえきれなくなる。
すると、加藤コーチは林に変えて中谷をあてがうことで対策する。
さいごはパワープレイに押されながらも、完封でゲームをクローズした。
つーか、それは読めてたから、弘堅じゃなくてシヂクレイinじゃないかとも思ったけど。

そんな感じで、完全なるリアクションサッカーでの勝利といえる。
きょう左サイドバックに入った角田がグイグイオーバーラップしてたとか、そんなんはなかった。
攻撃の構築という意味では、シーズン開始(大剛左サイドバック)からは後退しているのも事実だ。
見てるほうとしては、マゾヒズムを問われるというか(笑)。
サッカーというスポーツが放つ、官能、恍惚、没頭はほとんどないけど、まぁ結果オーライだ。
オーケーオーケー。
降格よりはずっとましだ。

しかし、横浜FMには昨季から3連勝とか。
相性よすぎ。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください