【J1第7節】アルビレックス新潟 1-0 京都サンガ

アルビレックス新潟 1-0 京都サンガ
◇日時:2008年4月19日(土)16.00KO
◇会場:新潟県新潟市新潟スタジアム “元ビッグスワン”(雨/14.9℃/2万7115人)
◇主審:佐藤 “クラッシュ” 隆治
前半4分【新潟】アレッサンドロ・ヌーネス(ヘッド)

■アルビレックス新潟(4-2-2-2)
GK1:北野貴之
DF17:内田潤
DF5:千代反田充
DF3:千葉和彦
DF28:松尾直人
MF16:寺川能人
MF13:木暮郁哉
(後半28分-DF6:永田充)
MF8:ダヴィ・ホドリゲス・デ・ジェズス
(後半14分-MF10:マルシオ・ヒシャルデス・デ・アンドラーデ)
MF7:松下年宏
(後半23分-MF23:田中亜土夢)
FW11:矢野貴章
FW9:アレッサンドロ・ヌーネス

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:平井直人
DF22:渡邉大剛
DF24:増嶋竜也(後半37分-警告*2=退場)
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ(前半41分-警告*2=退場)
DF4:中谷勇介
MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”(後半35分-一発退場)
MF15:中山博貴
(後半31分-FW7:徳重隆明)
MF14:佐藤勇人
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(前半44分-DF6:森岡隆三)
FW9:田原豊
FW11:林丈統
(後半0分-DF20:平島崇)

▼ビッグスワンは”佐藤隆治オンステージ”
リーグ戦では久々のテレビ観戦だったのですが!
ある意味現地目撃できなかったのが残念なゲームでした。
3人退場。
それも、どれもが首をかしげたくなるような判定ばかりでござんした。

とくに、シヂクレイの2枚目にかんしては、矢野キショー選手より先に走ってましたしね。
ヒジ打ちってより、相手が背中からぶつかってくるのから体を守るため、じゃないかと思った次第です。
“ダミー・オスカー” 矢野選手の演技にだまされてしまったのか。
それ以前に、1枚目のカード時代もぁゃιぃ判定だったかもしれません。

逆に、まっすぅの2枚目は完全に若さが出ちゃいました。
「イエロー出せるモンなら出して見やがれ!」
って感じのハードなプレイだったと思います。
が、きょうの佐藤隆治氏のような “クラッシュ” 主審では、間違いなく出しますわな。
まさにロンドン・コーリング。
まっすぅが地面を叩いて悔しがってるシーンが、ポール・シムノンがベース叩き壊している写真に重なりましたよ。

しかし、退場者3人以前の問題として、クラッシュ佐藤はゲームコントロールが辛かった。
ピーヒャラピーヒャラと笛吹きまくりゲーム止まりまくり。
「踊るポンポコリンかよ!」
と、突っ込み入れつつ見てました。
まぁ両軍選手とも倒れすぎ、でしたけれど。
リズムもなんもあったもんんじゃなく、全体的に選手より主審が目立つゲームになっちゃったのでした。
がっくし。

▼2度目の0-1が意味するもの
判定のことはさておき、きょうの京都はゲームの入り方がイマイチだったと思います。
新潟のサイドからの攻めにたいして後手に回ってしまいました。
きょうの布陣は4-3-3だったので、相手サイドバックのオーバーラップにはパウ、林のウイングが付かなければいけないハズ。
ですが、そこらへんがルーズで前半は失点を許してからもパニックになってました。

ただ、後半は一転、新潟がスローテンポになったので、1人少ないながらも攻撃的にいけていたと思います。
3人少なくなってからも、攻めることはできていました。
博貴のドドドドフリーのヘッドもあったし。
逆に、新潟に時間稼ぎをさせるように追い込めましたし。

結果として0-1で敗れたわけですが、これはくしくも前回の敗戦・柏戦と同じスコア。
で、新潟と柏に共通するのは、前線からのプレスから素早いショートカウンターを志向するチームだという点だと思います。
コレ、京都と同じ狙い、何ですよね。

川崎や浦和のように攻撃的にくる対戦相手だと、チームコンセプトがハマるんですが、同じ狙いだとどうもゲームが膠着してしまう。
そして先制を許すと、攻めはできるけど、追いつけない。
後半、アタリバの退場劇があるまでは、
「なんだか、柏戦に似た展開だなー」
と思いながら、見ておりました。
そのあと、エラいことが起こっちゃったのですけれど。

きょうの相手は、リーグ戦未勝利の新潟。
Jリーグにとっては貴重な地域一体型チームを降格させないように、
 「われわれに勝たせたくない何か(C)大木武」
が働いたんだよ!
な、なんだってー!
——と、陰謀説を唱えたくなる一戦でした(苦笑)。

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2件のコメント

  1. アタリバのキムチをもらったのはNHKでは映ってませんでしたが、どうやら画面の端に映っていた状況から察すると
    どうやら腕をブンと意味もなく振り回したかそういう類の行為のようなので問題外としても、シジの1枚目はあれくらい
    いかないとゴール前のくさびに対する守備なんてできたもんじゃないですし、増嶋の一枚目も審判の判定に対しては
    感情を一切出さず、ロボットのようにプレイしなければイエローのようでなんだかなぁ…
    (あれ競ったプレイにというよりその後の芝生を叩いたことが異議って取られたんですよね?)。あれくらい1つ1つの
    プレイに対して感情を表現するプレーヤーは若いし、幼いんでしょうが嫌いじゃないです、僕は。
    シジクレイの2枚目はあれが矢野の“DFW”矢野たる所以が見事に凝縮されたプレイなわけでやられたと
    思うしかないんでしょうかねぇ。

    ただ、審判のジャッジに対するモヤモヤとした感情をとりあえず除いて見ると、今日の試合は決して褒められる内容じゃないわけで、
    立ち上がりにフワッと試合に入ってしまって失点するあたりは2年前にも見た光景であり、さらにここ数試合続いた柳・牛・徳さんの
    3トップより明らかに機能していなかった3トップなど課題は多く見つかり、さらに(結果論ですが)メンバーから見ても無理に
    アタリバをアンカーの位置に入れてシジクレイをCBに下げるより、シジクレイをアンカー、森岡をCB(アタリバはベンチスタート)
    の方がよかったのではと思いました。

    しかし、フィールド7人になってからもチャンスを作るウチの運動量は人間力が絶賛してました。
    それはこれまでのウチにはちょっとなかったことであり、ちょっと嬉しかったかな?

  2. すみません、バタバタしておりましてコメント一気返しで。

    アタリバは京都新聞によれば、
    「ゴールキックに対して後ろを見ずに下がった際にひじが入ったとされた」
    ということです。
    競り合いはあったにせよ、矢野キショー選手の "リアクション芸" が審判の目を欺けた、ということでしょうか。
    シヂクレイの退場の場面もほとんどヒジ当たってないですしね。
    上島竜ちゃんもビックリですよ(笑)。

    システムのことは、ワタクシもシヂクレイのアンカーは好きですね。
    ただ、Qさん的にはアタリバの置き所としてアンカーがいちばんふさわしいと思ってるみたいで、それできょうはその布陣のテストをしてみたのかもしれません。

    最後のことはおっしゃるとおりで、運動量、モチベーションで7人になっても新潟を圧倒していたのは、すなおに拍手です。
    昨シーズンまでだったら、2人目の退場でみんながうつむいちゃってたでしょうし…。
    新しい選手が加わって、強い気持ちがチーム全体に植え付けられている——そんな印象がありました。

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