※死の予選リーグAグループ第3節
浦和レッドダイヤモンズ 1-1 京都サンガ
◇日時:2008年4月16日(水)19時00分キックオフ
◇会場:埼玉県さいたま市駒場スタジアム
◇主審:柏原丈二 “ジョージ”
前半15分【京都】林丈統(左足)
前半39分【浦和】梅崎 “グルノーブル” 司(右足シュートDFディフレクション)
■浦和レッドダイヤモンズ(3-4-1-2)
GK1:山岸範宏
DF2:坪井慶介
DF4:マルクス・トゥーリオ・ユウジ・ムルザニ・タナカ “闘莉王”
DF22:阿部勇樹
MF6:山田暢久
(後半15分-MF30:岡野雅行)
MF3:細貝萌
MF13:鈴木啓太
MF16:相馬崇人
MF21:梅崎 “グルノーブル” 司
(後半37分-DF20:きょうは吉原堀之内聖)
FW7:高原直泰
(後半24分-FW9:永井雄一郎)
FW17:エヂミウソン・ドス・サントス・シウヴァ
■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK1:平井直人
DF24:増嶋竜也
DF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
DF4:中谷勇介
MF6:森岡隆三
MF20:平島崇
(後半0分-FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”)
MF15:中山博貴
MF14:佐藤勇人
(後半0分-MF16:斉藤大介)
MF22:渡邉大剛
FW11:林丈統
(後半29分-FW13:柳沢敦)
FW9:田原豊
西京極では3-3と、めっちゃ激しいドツキ合い。
でも一転、駒場の再戦では、京都がすんばらしい「守備」を見せてくれたのでした。
この日特徴的だったのは、ピッチ上に広がる京都の選手たちのポジショニング。
まず、浦和がボールをもつと、京都の選手たちはサッとすばやく守備体制に。
さらに、かならず相手と「1対1」になるようにビシッと陣形を整えます。
「サッ・ビシッ」が、きょうのキーワード(笑)。
また、選手の役割も明確でしたねー。
浦和の2トップを、中谷と増島が2CBがマーク。
トップ下の梅崎を、この日アンカーに入った森岡がケア。
左右のウイングバックは、平島とダイゴが対抗。
加えて、中盤センターの勇人と中山がプレスに参加。
林と田原も、精力的に守備もこなす――という。
ひとりもサボることなく、忠実にマークとチェックを繰り返し、浦和にフリーの選手をつくらせません。
湯浅さんも絶賛。
ということで生まれたのが、この日の先制点。
浦和MF山田が出しどころなく、後ろに戻そうとしたボールを林がかっさらい、そのまま抜け出してゴール。
林はこのシーン以外にも、持ち前のスピードを生かして、ものすごい出足でプレッシングを繰り返す。
千葉時代はなんだったんだ7daysと言いたくなるような、献身的なプレイで、この日のヒーローになったのでした。
ま、後半、ダイゴのクロスからフリーでボレー…を決めておければ、さらによかったのですが。
その後半、パウリが入って3トップになったのですが、守備にほころびは生じませんでした。
とくに、勇人の負傷で交代出場した斉藤が気合入りまくり。
ピッチ上のあらゆる局面に顔を出し、プレスプレスプレス。
それも、相手の体にきっちり寄せるもんだから、かな~り浦和の選手に嫌がられてました。
今季、出場機会に恵まれていなかった悔しさをすべてぶつけている感じでした。
これで、また一皮向けてくれればいいなぁと。
浦和との2戦を2引き分け。
負けなかったというのはステキな結果だと思います。
前回の対戦はムルザニさん欠場とかの要因もありましたが、今回の浦和はほぼベストメンバー。
その浦和相手に、
「敵地でウチが見劣りするところはなかったと思っています」
とQさんがいうようなパフォーマンスを展開してくれたということで。
確実に京都は強くなってる。
きょうも、そう実感させてくれるゲームを見ることができました。