FC東京 3-3 京都サンガ
◇日時:2008年3月30日(日)14.04キックオフ
◇会場:東京都調布市東京スタジアム “味スタ”(曇/11.2℃/1万9233人)
◇主審:小川直仁
前半02分【F東】吉本一謙(右足←CKのこぼれ)
前半18分【京都】角田誠(ヘッド←CK:徳重)
前半44分【F東】赤嶺真吾(ヘッド←CK:大竹)
後半12分【京都】渡邉大剛(右足27mスーパーミドル)
後半35分【京都】田原豊(右足ダイレクト←アタリバ)
後半42分【京都】今野泰幸(ヘッド←平井クリアミス←徳永)
■FC東京(4-2-2-2)
GK1:塩田仁史
DF25:徳永悠平
DF29:吉本一謙
DF2:茂庭照幸
DF5:長友佑都
MF6:今野泰幸
MF17:金沢浄
(後半29分-MF7:浅利悟)
MF22:羽生直剛
MF30:大竹洋平
(後半39分-MF20:川口 “再契約” 信男)
FW24:赤嶺真吾
(後半37分-FW13:平山相太)
FW9:エヴァラウド・デ・ジェズス・ペレイラ “カボレ”
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:平井直人
DF20:平島崇
DF24:増嶋竜也
DF5:手島和希
DF22:渡邉大剛
MF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
MF26:角田誠
(後半11分-MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”)
MF14:佐藤勇人
FW7:徳重隆明
FW13:柳沢敦
(後半26分-FW11:林丈統)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半0分-FW9:田原豊)
まず最初に言いたいことは、
「カポレKAPOREじゃやなくて、カボレKABOREだったんだな。
ずっと勘違いしてたわ〜」
…
すっきりしたところで、もうすぐ4月だというのに寒かった味スタでの白熱した点の取り合いを振り返ってみます。
▼両チームとも”つなぎ”なき展開に
きょうの試合は、最初からロングボールが高く上がる光景が散見された。
FC東京(以下F東)が、スピードのある2トップにたいして裏へのボールを多用。
たいする京都は、そうしたボールを高くクリアすることが多かった。
で、過去の試合ではそのセカンドボールが拾えていたんだけど、きょうは違った。
F東の中盤が、今野・金沢とディフェンシブな2センターだったこと、2トップも守備に精力的だったことから、中盤は激しいボールの競り合いとなる。
ホイッスルから時間が経つにつれ、ゲームは”蹴り合い”の様相を呈してくる。
そんななかで、京都はGK平井がバックパスをイージーなクリアミス。
これをカボレに強引にシュートまで持って行かれ、そのCKから失点。
今季公式戦3戦とも、けっこう当たっていた平井さんですが、きょうは「not his day」。
いや、あるいは「確変終了」とでもいいましょうか…。
結論を先に言っちゃいますと、最後に同点に追いつかれたプレイも、
「もうちょっとなんとかならんかったかな〜」
という感じでしたしね。
う〜ん。
その後、お互いCKからヘッドで1点ずつを取り合い、前半は終了。
▼またもハマるシステム変更
さて、後半。
京都は、ケガから復帰戦だったパウリーニョに代えて、田原投入。
さらに、56分にアタリバ投入でシヂを下げて、3バックに。
Jリーグカップ浦和戦と同様な布陣で、点を取りに行く。
そして、このシステム変更がまた功を奏したのだった。
大剛の2戦連発となる約30mのミドル。
そして、相手パスミスからアタリバのロングパスに、相手DFと競り合いながら田原!
スーパーなゴールが2連発で、一気に形勢逆転。
そのほかにも、走り込んだ徳重のヘッドとか、田原のフリーのヘッドと、2度決定機をつくれていた。
一方、F東の攻撃は、カボレの懐の深いキープに四苦八苦していたものの、クリティカルな場面は作られなかったように思うが…。
それだけに、最後の失点は惜しかった。
▼2戦連続の3失点にどう対処するか?
というわけで、Jリーグカップ浦和戦につづいて3得点3失点。
攻撃は褒めるべきかと思いますが、問題は守備ですわな。
どーも、この2戦、中盤でのプレスがうまくかかってないように思われます。
シヂの左右、角田と佐藤の後ろ側でボールを持たれると、厳しい。
これにかんしては攻撃との裏返しで、きょうは博貴がいなかったからタメがつくれず、結果、中盤でボールをロスするシーンが多かったから、ともいえるのですが。
次戦はミッドウィークの水曜日に柏戦。
準備期間がないなかで、どう対処をしていくのか?
メンバー交代はあるのか?
とはいえ、なんだかんだ(藤井隆)で3月を無敗で乗り切ってるだけに、同じメンバーでやり方を変えるのか?
Qさんの性格を勘案しつつ、3日間いろいろ予想して過ごしたいと思います。
今シーズンの京都はいろいろ楽しめる、おもしろいですね(笑)。
シジの「残念~」な場所がいつもと違ってましたね。さすがに相手も研究してくるか。
あと、同じく相手の9番はカポネ経由でカポレやと思ってました(笑)
平井さん、今年はアベレージが上がったと思いたいんですが・・・[E:bearing]
しかし、これだけいろんな戦術を持ってると、相手に研究されても
対応はできるのが安心。
前のJ1では4-4-2のサイドアタックしか戦術がなくて、
バンザイアタックって感じでしたからねー(遠い目)。
平井さんは、早いタイミングでボールをスローしたり、
今季ちょっと変わってきていることを指摘し忘れてました。
平井イェイ。