【J1第2節】京都サンガ 2-1 大宮アルディージャ

京都サンガ 2-1 大宮アルディージャ
◇日時:2008年3月16日(日)13.34キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴/21.1℃/1万4982人)
◇主審:松尾一
前半15分【大宮】吉原宏太(右足←藤本)
後半1分【京都】柳沢敦(左足)
後半36分【京都】渡邉大剛(右足30mスーパーミドル)

[ J1:第2節 京都 vs 大宮 ]

■京都サンガF.C.(4-1-2-1-2)
GK1:平井直人
DF20:平島崇
(後半0分-FW7:徳重隆明)
DF24:増嶋竜也
DF22:渡邉大剛
MF3:シヂクレイ・デ・ソウザ
MF26:角田誠
MF14:佐藤勇人
FW15:中山博貴
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半0分-FW9:田原豊)
FW13:柳沢敦
(後半44分-MF2:カルロス・エドゥアルド・ソアレス “アタリバ”)

■大宮アルディージャ(4-2-2-2)
GK21:江角浩司
DF22:田中輝和
DF3:レアンドロ・ダ・フォンセカ・エウゼビオ
DF5:冨田大介
DF4:波戸康広
MF6:片岡洋介
MF32:小林慶行
MF8:小林大悟
MF11:藤本主税
(後半16分-MF25:内田智也)
FW9:吉原宏太
(後半24分-FW28:土岐田洸平)
FW13:ペドロ・ビスポ・モレイラ・ジュニオール
(後半35分-FW10:デニス・マルケス・ド・ナシメント)

渡邉大剛選手(京都)
「こぼれてきたので、枠に飛ばそうと思って打ったら入った。
ホームの開幕戦で勝ててうれしい。
これからも厳しい戦いが続くと思いますが、より上をめざして頑張りたい」

ぁ、
●電電ダービー(KDDIvsNTT)
●阪急ダービー(西京極vs大宮)
●ギャルサポダービー(コータvsまっすぅ)
となったこの一戦で、今季初勝利ア〜ンド昇格初勝利。
いやー、めでたいめでたい。

■シヂクレイを軸に中盤を支配
大宮は、樋口新コーチを迎え
「アクションサッカー」
を標榜している。
しかしその実は、前線からの激しいプレスによるショートカウンター戦術。
昨季の山形時代と同じコンセプトだった。
得点も、まっすぅのパス出しをカットして、そのまま3人が京都ディフェンスの裏側に抜け出しゲットしたもの。
ショートカウンターがずばり決まった形だ。

しかし、そのシーン以外はあまりチャンスをつくれなかった。
その理由として挙げられるのは、何より京都が中盤で優位に立っていたこと。
きょうの京都は、前節から布陣を変え、2トップの下に中山を置いて3ボランチ気味の4-4-2。
3ボランチ、特にシヂクレイがアンカーとして相手の攻撃を未然に防いでいたのが大きかった。
もっともケアすべき存在だったペドロ・ジュニオールは、ゲーム開始早々まっすぅが振り切られる場面があったが、それ以降はほぼミスなく対応した。

■田原のポストがリズムつくる
試合は後半に入る。
お得意の、”頭”からの選手交代をするQさん。
田原豊を頂点に、柳沢と徳重がシャドーに入る4-3-3。
ACミランが多用していることでもおなじみの、「クリスマスツリー」で点と取りに行った。

そして、開始早々プレイが切れることなく柳沢が移籍初ゴール。
その後も、
●田原の力強いポストプレイ
●少しひいた位置からの、柳沢の視野の広いパスワーク
●徳重のスペースへの小気味いい飛び出し
と、3トップが縦横無尽に動き回る。

前からのプレスをかけ続ける大宮だが、京都は比較的早めに田原にロングボールを放り込む。
これによって大宮はラインを上げきれなくなった。
そして、中盤は京都が完全に掌握。
大宮は前半以上に攻撃を構築できなくなった。
後半でチャンスらしいチャンスといえば、スルーパスからタイミングよく吉原が抜け出したシーン(ポスト直撃!)だけだろう。

最後は大剛のミドルが決まったわけだけど、これもサイドから角田のアーリークロスに田原が競ったこぼれ玉をけり込んだもの。
日本人3トップが功を奏した形だ。
これでもう「勝負あった」のムードが漂う。

■見えた、勝ち点3以上の希望
というわけで、勝利もめでたいのですが、さらに喜ばしいのはきょうの試合を支配できたこと。
前節、名古屋戦とは大違い。
強いて言えば、
●攻撃で大きな展開、サイドチェンジが欲しい
●サイドバックがライン際までオーバーラップするシーンがもう少し見たい
ところだが…。

ってわけで、勝利に浮かれて言っちゃいますと、今のチーム力は大宮より上だと確信できた。
シヂクレイのボランチ、田原のポストが、J1でも有効だとわかったのも、心強い。
これからの戦いは決して楽なものじゃないだろうけど、でも少し希望が見えたと言える西京極でのゲームでした。

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2件のコメント

  1. 紙吹雪はキックオフ時に投げるってテープを配られていたから当然
    知っていたんですが、入場前にドかーんと爆発が起こったのは知ら
    なかったのでめちゃくちゃにびっくりしました。あとしばらくはここ
    はどこの国のリーグかと思うほどの煙(w
    ttp://www.jsgoal.jp/photo/00031600/00031646.html
    J1って恐ろしいです(w

    そうですねぇ。サッカーの内容は色々言いたいところですが、正直
    大剛のミドルでお腹いっぱい満腹って感じでした。うった大剛を褒める
    べきなのか、ボールの進化を驚くべきなのか。
    まぁ一昨年よりサッカーになりそうですね。

  2. もう一度得点シーン見直しましたが、
    柳沢の得点はなんであんなにゴール前に人がいたのかよくわからないし、
    大剛のミドルはなんであんなに完璧なのかよくわかりません(苦笑)。

    なんとなく、J1の試合をザッピングで何試合かテレビで見ましたが、
    攻めのビルドアップにかんしてはうまくいってるチームのほうが少ないように思います。
    これからこれから、ということで。

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