横山の涙雨、アレモンの涙雨
モンテディオ山形1-2京都サンガ
◇日時:2007年7月11日(水)19時04分KO
◇会場:山形県総合運動公園陸上競技場 “NDソフトスタジアム山形”(雨時々曇/23.0℃/1944人)
◇主審:田辺宏司
前半31分【山形】横山拓也(ヘッド←宮沢)
前半44分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(ヘッド←田原のヘッド←CK:徳重)
後半30分【京都】田原豊(右足ダイレクト←徳重のスルー←斉藤)
■モンテディオ山形(4-2-2-2)
GK1:清水健太
DF29:須田興輔
DF3:レオナルド・エンリケ・ダ・シウヴァ
DF2:鷲田雅一 “復讐”
DF13:石川竜也
MF19:秋葉勝
MF8:本橋卓巳
(後半26分-MF5:渡辺匠)
MF26:北村知隆
MF7:宮沢克行
(後半33分-MF6:佐々木勇人)
FW14:林晃平
(後半18分-FW24:坂井将吾)
FW9:横山拓也(後半36分-警告*2=退場)
■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF34:平島崇
DF35:角田誠
DF3:チアゴ・プラド・ノゲイラ
DF13:三上卓哉
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
MF20:倉貫一毅
(後半25分-MF22:渡邉大剛)
MF7:徳重隆明
(後半34分-MF14:中払大介)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
(後半38分-FW25:西野泰正)
FW31:田原豊
激しい雨。
ボールがすぐ止まってしまうというピッチコンディション。
そんななかで、きょうの京都サンガが取った作戦は
「裏へ蹴れ大作戦ー!」(かたつむり大作戦ー!のキャッチ音で)
でした。
家に戻ってきて録画してたのを見ていて、何度か早送りを…。
いや、本当に、きょうのこの戦い方だと、相手のミスかセットプレイでしか点入らないだろうなぁーと思いました。
その予想は、半分は当たって半分は外れたんですけどね。
前半31分、京都よりも「つなぐ意志」が強かった山形は、横山がポストになったあとゴール前に入り込んでヘッドでゴール。
このとき、誰も横山をマークしていなかったのは大問題ですね。
角田&チアゴのコンビ、力強いのはいいんですけど、こーゆーミスがたまにあるのが怖いところ。
ま、それはさておき。
アウェイで先制を許し、あんまり得点の香りもしないんで、ヤバいなぁと思ってたら…。
後半ロスタイム、CKからパウリーニョがドン!
月並みですが、いい時間帯でゲットできた。
これで、「勝てそうなムード」が漂ったのが大きかった。
後半は、さらに
「前へ蹴れ蹴れ」
になってしまって、2トップと中盤以降の間がぽっかり空きまくりーの。
セカンドボール拾われまくりーの。
になってしまったのですが、田原がめずらしく技巧的なダイレクトシュートを決めて、勝ち越しdeath!!
そのあと、きょういちばんがんばっていた選手であるところの、山形FW横山が非紳士的行為で2枚目のイエローをもらってしまいます。
これ、ちょっと厳しかったよね。
若い横山選手はピッチ脇で号泣。
でも、京都側に立ってみれば、これで勝負あったという感じでした。
というわけで、第3クール開幕戦をぶじ勝利で飾れた京都サンガ。
やってたサッカーは褒められたものじゃないですが、結果が出るようになってきたのは褒め称えたいところです。
亡くなったアレモンの力添えもあったのかな?
喪章をつけて、白星を得られて、よかったよかった。
まぁあのピッチ状態でサッカーらしいサッカーをやれといっても無理な話であれはあれでしょうがないですね。
しかし田原のコメントが泣かせるじゃないですか。アレモン・田原ともサポに非常に人気のある選手ですが、なぜかって分析したら「出来は悪くないのにどこか抜けてるハラハラさせられる弟」的なキャラであるがゆえではないかと。
片一方の弟は亡くなってしまいましたが、もう一方の弟は精神的にも立派に成熟した大人になりつつあるのかなと。
田原の覚醒は今度こそ本当なのでは…と思っています。