Kシステム継続希望
京都サンガ2-1愛媛FC
◇日時:2007年5月23日(水)19.04KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴/23.8℃/4643人)
◇主審:勝又光司
前半38分【京都】倉貫一毅(右足)
後半5分【京都】アンドレ・ピント・カンダカン(右足←斉藤)
後半25分【愛媛】田中俊也(左足)
■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK1:平井直人
DF34:平島崇
DF35:角田誠
DF3:チアゴ・プラド・ノゲイラ
DF13:三上卓哉
MF17:石井俊也
MF22:渡邉大剛
MF16:斉藤大介
(後半30分-MF15:中山博貴)
MF20:倉貫一毅
MF7:徳重隆明
(後半44分-DF5:手島和希)
FW9:アンドレ・ピント・カンダカン
(後半34分-FW31:田原豊)
■愛媛FC(4-2-2-2)
GK21:佐藤昭大 “原口あきまさ”
DF13:関根永悟
DF10:金守智哉(後半9分-警告*2=退場)
DF5:星野真悟
DF28:高杉亮太
(後半14分-MF25:持留新作)
MF6:井上秀人
MF27:青野大介
MF17:大山俊輔
(後半10分-MF7:千島徹)
MF18:江後賢一
(後半28分-FW14:藤井貴)
FW9:三木良太
FW11:田中俊也
サンガのメンタルの弱さは異常、と。
俺の脳内ちゃんねるでスレッドを立てたくなる午前0時。
電話ボックスの外は雨〜。
はい、画像ちゃんねる管理人逮捕のニュースに合わせた時事ネタをお送りしてみましたが!
画像ちゃんねる、見たことなかったのでよくわかりませんが!
大剛もきっと、そのニュースで茫然自失としてたんじゃないかな(嘘)。
▼4-1-4-1あるいは4-3-3を採用したサンガ
というわけで。
パウリーニョ出場停止で迎えた今節。
京都サンガは、アンドレのワントップに、倉貫、斉藤をトップ下に据えた新システムで挑みました。
倉貫を、甲府時代にやっていた慣れたポジションに据えた形ですね。
いわば、「Kシステム」。
で、前線での巧みなボールキープが光ってました。
アン&パウ2トップだと、急ぎすぎてボールロストしてしまうことが多かっただけに、より倉貫のよさが目立ってたというか。
先制点もJ2レベルではあんまり見られない、スキルフルなシュートでお見事!
だったんですが…。
倉貫以外の中盤の選手が、どうも「Kシステム」に慣れてないようでした。
とくに、大剛。
4-2-2-2のフォーメーション時よりも高い位置で勝負することを期待されていたと思われます。
が!
縦に抜ききることもできず。
センタリングもぱっとせず。
ヒラジのほうがクロスの球質がいいって、なぜなんだぜ?
このシステムだったら、右サイドには大志のほうがベターなのかなぁ、などと思ったり。
パウをここに置くのも、アリだと思ったり。
しかし、このシステムは機能する時間帯ではすんごーく機能していたのも事実でして。
前半の途中から、石井がアンカーでボール散らしまくって、一方的にボールをポゼッションできてました。
個人的には、4-2-2-2よりも攻撃面で可能性が感じられた、と一応言っておきますです。
後半の追加点も、斉藤が相手のボールをかっさらって、アンドレが決めてくれたもの。
これも、斉藤が高い位置にいたからこそ!
▼ミスがチーム全体に影響する悪癖
さて、2-0で楽勝ムードが漂ってきた後半なかば。
大剛がありえない、相手へのプレゼントパス。
これを、裏に放り込まれて。
愛媛FW田中がナイストラップからゴール!
ま、相手のシュートも見事だったので、ある意味しかたない。
あっさり忘れて、今度は3点目を取りに行けばよかったのですが…。
ケアレスミスをした大剛が、完全にフワフワした状態になってしまった。
投入された中山も、軽いプレーでボールを奪われがちだった。
結果、ゲームは、ひとり退場になった愛媛に傾いた。
——と。
なんつーか、まぁ、悪い流れのときにそのままずるずるいっちゃうのが、京都の伝統(涙)。
そのまま、押されまくって。
結局、最後は手島を投入せざるをえなくなっちゃいました。
うーむ、後味悪〜いですな。
▼チームが完成するのはいつの日か?
なんとか、チームが勝利できたのは幸いでした。
ただ、ねぇ…。
次節は、京都はお休み。
来週末のゲームに向けて、間が空いてるだけに、しっかりトレーニングをしていただきたい所存です。
いや、だけど。
ふと思ったのですが、アレをアレするならば、このタイミングが最適じゃね?
アレをアレとは、まぁ…ご想像にお任せします(苦笑)。
でも、さすがに3連勝してるから、ないかな。
加藤久総監督が、3連勝の「内容」をどう見てるかにもよってきますけどね!
ん~あれをあれしますかぁ…
でも結果だけ見れば連勝中ですからねぇ…
あと梅崎の記事に彼をとるくらいなら15番を育てるとか書きましたが、昨日の15番の出来を見ると考えちゃいますねぇ。恐らくボールが落ち着かずチーム全体にどっち向こうか迷ってしまっている状況をボールをキープするなりして落ち着かせようというベンチの意図があったのではと推察したのですが(そうでなくともベンチの意図は伝えられてピッチに入ったはず)、何をしたいのかよく分かりませんでした。
恐らく昨日のベンチにゴロゴロさんがいたら、得意のファールをもらうプレイをするとかで流れを変えちゃうことができたのではと思ってしまったのですが、その辺のクレバーさというか狡賢さが15番は足りませんね。
途中から入る選手の仕事が分かってないというか…。先発出場でトップ下しか活きないというのではねぇ…。
博貴投入は、推測ですが、ボールの「落ち着かせ所」をつくりたかったんじゃないかと思います。
もしそのとおりだとしたら、おっしゃるとおり、プレーが軽かったかもしれませんね。
いまの博貴は、たとえるなら「ミニチュア小野伸二」じゃないかと感じたりします。
ボールタッチは多いんですけど、有効的なプレイが少ない。
いわゆる「古きよき司令塔」。
いわゆる「王様」。
もし彼のような選手を入れるならば、残りのフィールドプレイヤー9人が「奴隷」のように走り回ることが必要なのかなと思いますが。
でも、「王様」ゆえに気まぐれで…。
ときどき煌めくプレイを見せることがあるのが困りものデス(笑)。
美濃部さんはそこに賭けたいんじゃないでしょうかねぇ。