【J1第32節】京都パープルサンガ1-3ジュビロ磐田

ほぼ終戦

京都パープルサンガ1-3ジュビロ磐田
◇日時:2006年11月23日(木)15時04分KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万3785人)
◇主審:奥谷彰男 “コッリーナ”
前半38分【磐田】菊地直哉(右足←西)
後半17分【磐田】西紀寛(右足←カウンターから太田)
後半18分【京都】田原豊(ヘッド←星)
後半44分【磐田】船谷圭祐(左足←前田)

■京都パープルサンガ(3-4-1-2)
GK26:西村弘司
DF33:角田誠
DF32:手島和希
DF7:児玉新
MF14:中払大介
(後半0分-MF11:星大輔)
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
(後半34分-FW24:小原昇)
MF22:渡邉大剛
MF15:中山博貴
(後半19分-MF8:美尾敦)
FW20:林丈統
FW31:田原豊

■ジュビロ磐田(4-2-2-2)
GK1:川口能活
DF33:犬塚友輔
(後半19分-DF3:茶野隆行)
DF2:鈴木秀人
DF20:キム・ジンキュ
DF6:服部年宏
MF8:菊地直哉
MF25:ファブリシオ・デ・ソウザ
MF17:太田吉彰
MF27:上田康太
FW11:西紀寛
(後半28分-MF28:船谷圭祐)
FW18:前田遼一

稲盛和夫スーペル名誉会長(京都)
「これでさっぱりしました。J2で頑張ります」

ったいだれに、どう言いたいのかまったくわからないが、いまは「ただいま」という気持ちでこの文章を書いている。
実質上の終戦。
先週末にイベントがあったせいか薄汚れた西京極のピッチが、敗れ去った京都の選手をよりいっそう物悲しく見せていた。

たしかに数字上の可能性としては、京都が2連勝して、セレッソが2連敗、福岡が1分1敗以下なら16位になりうる。
 16セ大 勝点27(得失差-22)A大宮H川崎 →勝点27
 17福岡 勝点26(得失差-22)A名古H甲府 →勝点27
 18京都 勝点22(得失差-34)Aガ大H名古 →勝点28
しかしながら、さいきんの京都の戦いぶり、そしてライバルチームの結果を見ていると、「正直しんどい」と自嘲ぎみにつぶやかざるをえないのだった。
まだ希望をもってらっしゃるかたが、もしこの文章を目になさっていたら、ほんとうに申し訳ない。

きょうの磐田と京都を比較すれば、やはりワンランク、ツーランクぐらいの実力差があった。
前線からのプレス。
攻撃のビルドアップ。
サイドアタックの迫力。
以上の3点で京都は格段に見劣りしていたと思う。

とくに、司令塔の中山が前線に入り込んでしまったことで、前線と中盤以降が間延びして相手にセカンドボールを拾われる要因となっていた。
トップ下中払のときは攻撃に流動性があったように思うが…。
中山にコンダクターを任せるのは、「弱者の戦術」としてはリスキーだったのかもしれない。

ただ。
人生とは局面局面においてじぶんの思いどおりにいかない。
しかし、時間が経って振り返ってみると、そうした過去の経験が糧となっていることに気づく。
発達心理学的にいえば、そういうことだ。
自分の願いが届かなかったからといって、大きく絶望し幻滅することはない。

冬が来たら、また春になるのをたのしみに待つだけ。
来季J2で戦うことになろうとも、じぶんの京都サンガへの思いは変わることはない。
そんなことを、テレビ画面に映る選手たちを見ながら思ったのだった。
前回の降格直前時と比べてひどく冷静な自分が、いまここにいる。

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3件のコメント

  1. 西京極から帰宅後、2ちゃんの本スレがオワットル祭りになっているのを確認後、ここに来ました(w
    おっしゃる通り、適切なプレッシング・セカンドボールへのアプローチ・サイドアタックの精度は雲泥の差だったし、もっと根本的に言えばトラップの巧拙から、パスの精度の差、そしてカウンターがどういうものか知らしめられたような気がします。
    うちってこんなに弱かったんだなぁと7点とられた川崎戦とか5点とられた浦和戦より感じさせられました。

    また来年頑張りましょう

  2. 希望があるないは関係なしで、とりあえずこの3試合をしっかり戦って
    その上で結果を受け入れようと思ってました。よーするに諦めは悪いです(笑)
    でも確かに降格に対してはめっちゃ冷静というか、客観的ですね。
    経験がそうさせるのかな・・・

  3. >ぐーさま
    超ひさしぶりに2ちゃんの国内サッカー板見たら、ウイイレJリーグ版が出ることに気がつきました。
    ゲーム脳によって現実逃避の方向で〜。

    >頑波さま
    可能性はゼロではないので、もちろん応援は続けますよ!
    でも、前回のガンバ戦で降格が決まったときの、あの喪失感と比べたら、ことしはまったく平静ですね。
    勝敗は大事だけど、とはいえ強いチームが好きという初々しい思考はもうすっかりなくしてしまった(笑)。

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