【J1第20節】京都パープルサンガ0-4横浜F・マリノス

失敗から学ばない者は愚者である

京都パープルサンガ0-4横浜F・マリノス
◇日時:2006年8月27日(日)19時04分キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(8886人)
◇主審:また君か西村雄一
前半31分【FM】久保竜彦(左足←山瀬)
後半6分【FM】山瀬功治(左足)
後半14分【FM】山瀬功治(右足←奥PK大失敗のこぼれ)
後半34分【FM】山瀬功治(右足)

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK 26:西村弘司
DF33:角田誠
(後半11分-MF22:渡邉大剛)
DF19:登尾顕徳
DF32:手島和希
DF7:児玉新
MF18:米田兼一郎
(後半28分-MF15:中山博貴)
MF16:斉藤大介
MF27:加藤大志
MF14:中払大介
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW30:松田正俊
(前半35分-FW20:林丈統)

■横浜F・マリノス(3-4-2-1)
GK1:榎本達也
DF30:栗原勇蔵
DF3:松田直樹
DF4:那須大亮
MF7:田中隼磨
(後半44分-MF24:塩川岳人)
MF6:上野良治
MF35:河合竜二
MF5:アントニオ・モンテイロ・ドゥトラ
MF14:奥大介
(後半25分-FW11:坂田大輔)
MF10:山瀬功治
FW9:久保竜彦
(後半28分-FW15:大島秀夫)

失点記録、継続!
「チーム関係者によれば
『せっかく3失点まできたので、最後の1点はわざととらせた』。
このようなチームがJリーグにあることは、オシムジャパンに悪影響を与えかねない
(文:久保武司)」
との妄想記事がzakzakに掲載されてしまう日も近いな、こりゃ。

えーっと、きょうの試合にかんして。
まるで、先日のガンバ大阪戦のリピートを見るようでした!
パスミス多すぎ。
松田はポストひとつできず。

つまりは、何もできなかったゲーム。
チームとして何をやりたいのか、さっぱりわからないゲーム。
お客さんに「金返せ!」といわれてしかるべきゲーム、だと思ったのです。
(って、おれはきょうはテレビ観戦だったのですが)
福岡戦、セレッソ大阪戦で点が取れたのは、相手の守備がヌルかっただけ。
相手の守備がちょっと固くなるだけで、何もできなくなってしまう。
くやしいけれど、それがいまの京都サンガの実力なのでしょう。

しかしまぁなんですなぁ。
3試合連続4失点をくらいながら、システムも選手も代えないで試合に臨んだ。
それが敗因のひとつだ、と個人的には思いました。
たとえるならば、バクチにハマったおっさんが
 「いまのは手札が悪かっただけだ。そのうちツキがくるッ!」
 「いまのはアラートが足りなかっただけだ。おれの賭け方は間違ってないッ!!」
と思いながら、ドンドン金をぶっ込んでいってる。
そんな感じでしょうか。
テレビに映る柱谷さんは、失点を重ねるたび、目を血走らせながら苦笑いしてました。
あたかも、「カイジ」に出てくる、負けがかさんで自分を見失ってる人みたいな…。

そうです。
勝負ごとだから負けることがあるのはしょうがない。
しかし、敗北から何かを学び、次の戦いに生かすことが大事なんじゃないかと。
自分が正しいと思い込んで、負けや失敗から目をそむけていては、同じ過ちを繰り返すだけでしょう。
ちなみに、名著「失敗の本質—日本軍の組織論的研究」によれば、日本軍が負けたのは
 ・自分たちの価値観に傾倒しすぎた
 ・論理性が足りないのに、精神論で片付けようとした
 ・組織が硬直化、官僚化した
ことが要因だそうで。
なんだか全部が全部、サンガにも思い当たる部分があるような!
失敗の本質―日本軍の組織論的研究
失敗の本質―日本軍の組織論的研究

とはいえ、休む間もなくミッドウィークは清水戦。
もう、チームの再奮起にかけるしかない!
なので、せっかく「カイジ」の話が出てきましたことですし、カイジの名言で締めさせていただきます。

『おまえらは負けてばかりいるから
勝つことの本当の意味がわかっていない…!
だから今、クズとしてここにいる…!
「勝ったらいいな」じゃない…!
勝たなきゃダメなんだっ…!』

ディスカッションに参加

4件のコメント

  1. ペナルティーエリアにも 入れない。
    ちょっと プレスされると パスがまわせない。
    今日は 「お!」っていうシーンが全然無かった。
    ラモスが守備を教えることができないように、柱も 守備を教えることができないようですね。
    A席から見てると 西村が何をやらかしたのかはわからないけど、あれしかいないんですか?
    とりあえず、終わってからあんだけのブーイングは ラモス事件以来のような気がする。 拍手してる人は0人。
    西京極いかずに かおる姫見てたほうが よかった、、、

  2. バクチでもアレですが

    ねずみ講にハマって「ここを耐えれば一気に行ける・・・!」てカッカなってる末端会員みたいな感じもしますね>監督

    前任者のときと同じく 西村起用が引導渡すきっかけになったりしないもんでしょうか・・・
    いくらなんでも4試合で16失点はちょっと(浦和のここまでの総失点より多いそうです)

  3. 戦術もなにもあったものじゃなかったですね。
    ベンチワークも悪かったしね。

    誰かさんの言っている、90分走れて自分で考える事も必要だと思いました。

    悔しいけど、J1に留まっているチームはやはり強い。

  4. >toshiさん
    拍手してる人ゼロはキッツイなー。
    ガンバ戦のときにワタクシも思いましたが、
    「来なきゃよかった」
    と観客に思われる試合だけはホント避けないと…。
    新スタジアム建設とか、そんなこと言ったら鬼が笑いますよね(え、なんか違うか?)。

    >すなぎもさん
    ねずみ講とかアズキ市場とか。
    なんにしろ、ぶっ込みすぎて一線超えて首が回らなくなってる感は見受けられました。
    もう、古瀬さんが慰めにいってあげても、誰もとがめないと思うな!

    あ、関係ないけど、御ブログのイラストがおれ的にツボだったり。

    >「・・・5」さん
    たしかに完敗でした。
    強い者に果敢に戦う弱者であれば、まだよかったんですが。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください