劇的勝利ー(中2日)→劇的敗戦ー(中2日)→?
京都パープルサンガ1-2ジェフユナイテッド市原・千葉
◇日時:2006年7月26日(水)19時04分キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万3225人)
◇主審:西村雄一
前半29分【京都】星大輔(右足←斉藤)
後半17分【千葉】巻誠一郎(右足ループ←羽生)
後半44分【千葉】巻誠一郎(ヘッド←水野)
■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF19:登尾顕徳
DF32:手島和希
DF7:児玉新
DF6:三上卓哉
MF18:米田兼一郎
MF16:斉藤大介
MF11:星大輔
(後半34分-MF27:加藤大志)
MF3:ジュリオ・セザール・ピニェイロ・ガルシア
(後半22分-MF14:中払大介)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW9:アンドレ・ピント・カンダカン
(後半43分-FW30:松田正俊)
■ジェフユナイテッド市原・千葉(2-4-2-2)
GK1:立石智紀
DF3:斎藤大輔
DF5:イリアン・ストヤノフ
(後半23分-MF15:中島浩司)
MF2:坂本將貴
MF6:阿部勇樹
MF7:佐藤勇人
MF16:山岸智
MF22:羽生直剛
MF9:ネボイジャ・クルプニコヴィッチ
(後半0分-DF4:水本裕貴)
FW10:マリオ・ハース
(後半40分-MF8:水野晃樹)
FW18:巻誠一郎
クラブでの話。
フロアでいちばん目立っている、セクシーな女の子がいた。
話しかけて、
「呑みなおそうよ」
なんて言って、外に連れ出した。
道を歩きながら、しらじらしくフラフラしたりなんかする。
「あ、なんか疲れちゃったなー。
お酒けっこう呑んだからかな?
ちょっと休んで行かない?
違うって!
いやらしい意味じゃなくて、マジでマジで!
ほんと何もしないから!」
苦しい言い訳しつつ、ホテルに入ることまではできた。
さぁ、部屋に入って、強引に唇を重ねる。
そして、体ごとベッドに倒れ込もうとしたら、
「だめ。
何もしないっていったでしょ」
と彼女。
そっからは、泣いても土下座してもラチがあかない。
けっきょく、ただ美女と一泊しただけで終わってしまった。
——たとえるならば、そんなゲームだった。
チャンスをつくったとか、相手を落いつめたとか、そんなこたぁどうでもいいんだ!
ヤれなかったら意味がねーんだよ!
中途半端に満足してんじゃねー!
…って、わたくしとしたことが、思わず下品なことばを発してしまいました。
女性読者のかたには謹んでお詫び申し上げます、…いないでしょうけど。
いや、でもですね。
新幹線で京都まで駆けつけて、こんな詰めが甘いゲームを見せられたんやさかい、そら血圧も上がりますわ。
おまけに、無料(タダ)券バラ巻きすぎたせいか、Sバックは通路にも人があふれて、なんだか殺伐としてましたさかい。
おまけにおまけに、蒸し暑すぎやったさかい。
あー、しかし、結果は勝ち点0。
ゼロ、ゼロ、ゼ〜ロ。
あひゃひゃひゃ!
いかん、壊れてきた。
手短かに、ゲーム振り返っときます。
チャンスは多かったんだけどなー。
後半開始から10分なんて、2、3点入ってもよかったのになー。
あいかわらず決定力が足りないんだよなー。
でも、攻めはぜーんぶカウンターなんだよなー。
なーなーなー。
千葉はリスクをかけて、守備陣もオーバーラップしてゴールを狙ってくるチーム。
だからこそ、カウンターがハマりやすかったというだけで。
じゃあ、きょうの早い攻めを、ほかのチーム相手にもできそうか?
そう問われれば、「ウーン」とうなってしまうしかない。
いちおう、ピニェイロ(入力が面倒なので今後は「JCP」にします)が攻撃に絡めるようになってきたのは好材料。
一方、守備がもうもう危なっかしくてしょーがない。
人数はいるんだけど、ゴール前でワンタッチでつながれると、あっさりシュートまでもっていかれてた。
2失点ですんだのは、相手のシュートミスにだいぶ助けられたともいえる。
それになにより、中盤のディフェンスがヤバい。
バイタル空けすぎ。
斉藤&米田コンビは、とくに後半は疲れちゃったのか、相手にチェックにいけず引きぎみのポジションになってしまっていた。
最初の交代カードはボランチだと思ったんだけどなぁ…。
んと、交代策でさらにいうなら、得点をとってからは消えるシーンが多かった星を引っ張ったのも不満だった。
きょうにかぎっていえば、ピニェイロのほうがブラジル人2トップとうまく絡めてたのに。
相手の千葉は、2バック→3バック、ストヤノフを下げるなど変幻自在なベンチワーク。
なのに京都は、いつものとおり後半20分前後のサイドハーフ交代、ひと枠残して試合終了間際にフォワード交代。
柱谷さんは、そういう交代をしなきゃいけない宗教にでも入ってるのかな?
ワールドカップで積極的な選手交代をしたチームが結果を出してたのを見たせいか、この采配にはちょっとがっかりしてしまった。
なワケで、チャンスはたくさんつくったけど、冷静にみれば「勝ち点0」は妥当な試合内容だと思う。
千葉はしたたかだったよ。
いつか京都サンガが、千葉のようなダイナミックなサッカーをやれるチームになりますように…。