◇Match 41 Group E
チェコ0-2イタリア
26分【イタリア】マルコ・マテラッツィ(ヘッド←CK:トッティ)
87分【イタリア】フィリッポ・インザーギ(左足)
※イタリアの決勝トーナメント進出が決定。チェコのグループステージでの敗退が決定。
※Group E1位イタリア、2位ガーナが確定。
■チェコ(4-1-4-1)
GK1:ペテル・チェヒ
DF2:ズデネク・グリゲラ
DF22:ダヴィド・ロゼーナル
DF5:ラドスラフ・コヴァチ
(78分-FW18:マレク・ハインツ)
DF6:マレク・ヤンクロヴスキ
MF19:ヤン・ポラク(47分-警告*2=退場)
MF8:カレル・ポボルスキ
(46分-MF17:イリ・シュタイナー)
MF10:トマシュ・ロシツキ
MF11:パヴェル・ネドヴェド
MF20:ヤロシュラフ・プラシル
FW15:ミラン・バロシュ
(64分-MF14:ダヴィド・ヤロリム)
■イタリア(4-2-3-1)
GK1:ジャンルイジ・ブッフォン
DF19:ジャンルカ・ザンブロッタ
DF13:アレッサンドロ・ネスタ股関節を負傷
(17分-DF23:マルコ・マテラッツィMOMかよ)
DF5:ファビオ・カンナヴァーロ
DF3:ファビオ・グロッソ
MF21:アンドレア・ピルロ
MF8:ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾ
MF16:マウロ・ヘルマン・セッラ・カモラネージ
(74分-MF17:シモーネ・バローネ)
MF10:フランチェスコ・トッティ
MF20:シモーネ・ペッロッタ
FW11:アルベルト・ジラルディーノ
(60分-FW18:フィリッポ・インザーギ)
カレル・ブリュックナー・コーチ (チェコ)
「イタリアはミスをせず、決めるべきときにゴールを決めた。
チェコは決めるべきときにゴールを決められなかった。
その差が結果だ。
もちろん、ポラクの退場は痛かった。
警告を受けるにふさわしい場面ではなかっただけに、チームに対する責任感に欠けていた行為だと思う。
ただ、その選手を使った私に責任がある。
10人対11人になっては、試合の流れを変えるのは難しい。
なんとかセットプレーのチャンスを生かそうとしたが…。
しかし、われわれの運命を決めたのはガーナ戦だった。
あそこで負けたのがすべてだよ」
試合採点:6
負けちゃった…はぁー。
ユーロ2004で準優勝したときのチェコがエビちゃんならば、今回のワールドカップでのチェコは海老名みどり(峰竜太妻)。
それぐらい違ったよ。
精彩を欠いた一因としては、選手たちにベテランが多くピークが過ぎたということがあるかもしれない。
ユーロでキレキレだったポボルスキもさっぱりだし。
全体の動きに流動性が少なかった。
いいときのチェコはサイドバックとサイドハーフとの連携がもっと密なんだけど、そういうシーンはあんまりなかった。
そしてやっぱり、コラーのケガによって、ワントップを務める人材に欠けたことも挙げられるだろう。
コラーがいたアメリカ戦の前半はいいサッカーをしていたし。
きょうも、ケガあがりのバロシュを先発で使うしかない苦しい台所事情だった。
第3に、ブリュックナーさんの采配がなぜか淡白だったことも付け加えておきたい。
大会前のインタビューで
「今回はユーロみたいに、フォーメーションをコロコロ変えたりしない」
と言ってたけど、なぜだったんだろう。
ユーロで、オランダ相手に絶妙な交代策で2点差を逆転したのが記憶に新しいだけに、はやめに3バックに移行するなどの手はなかったのかなー、などと結果論ながらも思ってしまう。
というわけで、レッドカードはあったけどチェコ完敗。
タイムアップの笛のあと、ネドヴェドのもとへイタリアの選手たちが駆け寄るシーンは感動的でした。
彼にとっては最初で最後のWC。
きょうも、両チームの選手のなかでいちばん走っていた。
おつかれさま。