【J1第7節】名古屋グランパスエイト1-1京都パープルサンガ

近鉄ダービー

名古屋グランパスエイト1-1京都パープルサンガ
◇日時:2006年4月8日(土)15時04分KO
◇会場:愛知県豊田市豊田スタジアム(1万5311人)
◇主審:長田和久
後半5分【名古屋】中村直志(右足)
後半19分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(左足)

■名古屋グランパスエイト(4-2-2-2)
GK22:川島永嗣
DF4:大森征之
DF16:増川隆洋
DF5:古賀正紘
DF6:有村光史
(後半0分-MF25:須藤右介)
MF8:キム・ジョンウ
(後半24分-DF20:角田誠は京都パープルサンガの登録商標です)
MF14:吉村圭司
MF10:藤田俊哉
MF24:本田圭佑
FW7:中村直志
FW26:平林輝良寛は「きよひろ」って読むらしいですよ
(後半33分-FW19:杉本恵太)

■京都パープルサンガ(4-3-1-2)
GK1:平井直人
DF23:大久保裕樹
DF19:登尾顕徳
DF5:鷲田雅一
DF7:児玉新
MF14:中払大介
(後半33分-MF22:渡邉大剛)
MF16:斉藤大介
MF8:美尾敦
MF20:林丈統
(後半39分-FW24:小原昇)
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”
(後半35分-FW30:松田正俊)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”

柱谷幸一コーチ(京都)
「先制されて追いついた。
勝ち点1が取れてよかったんじゃないでしょうか。
 (注:こういうときは、本心ではかなり悔しい!?)
選手たちも最後までよくファイトして、よく走ってくれました。
フィジカル的にはサンガが上回っていたと思います。

後半、名古屋が3バックにしてこちらの選手とマッチアップしてくる形にしてきました。
そうなると、選手1対1の対決という意味あいが強くなりますよね。
たしかに後半の立ち上がりはかなり押し込まれて、失点もしてしまいましたが、そのあとは守備でも攻撃でも1対1でしっかりやってくれたと評価しています。
とくに斉藤がうまくゲームをコントロールしてくれましたね。
残り15分になると、ゲームは打ちあいになってきました。
名古屋がマンツーマンできていたぶんスペースがあったので、そこをうまく使いたかったんですが…。
タケ(林)も少し足が止まって真ん中にしかいられない状態だったので、動ける選手をもう少し早めに入れればよかったかもしれません。

鷲田と登尾の評価?
公式戦でははじめてのコンビですが、名古屋の平林は失礼ながら経験の少ない選手ですし、じゅうぶんに抑えられる力をもっていると信じていました。
もちろん、たとえばワシントンとかジュニーニョとかだったら、抑えられるかどうかというところで真価を問われると思うんですけど(笑)。
きょうに関しては1点は取られましたし、細かい修正点はたくさんありますが、よい守備をやってくれました。
選手たちは全体としてJ1の戦い方に馴れてきたというか、ふつうにやれるようになってきています。
チームの状態は上向きです。
ミッドウィークにナビスコカップが入りますけど、次の浦和戦にむけて、またいい準備をして臨みます」

セフ・フェルフォーセン・コーチ(名古屋)
「両チームが90分間、勝ち点3を狙いにいったハイテンポなゲーム。
しかし、京都のカウンターは脅威だったね。
まぁ、われわれは3人のフォワードが使えなかったんだから、選手たちはよくやってくれたと思う。
後半、3バックにした理由?
攻撃に力強さを与えるために、藤田を平林の近くに位置させたんだ。
前半は前線と藤田との間隔が2323、いや2〜30メートルも開いてたんでね。
これでは決定的な局面につながらないよ」

パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”選手(京都)
「得点したシーンは、トラップが足もとに入りすぎてしまった。
難しいシュートだったけど、決まってよかったよ。
パスを受けたら、アレモンと林の位置を確認して、マークがついていないほうにパスを出すようにしていたんだ。
ただ、2人ともマークがあって、それで無理に自分でいってしまった場面が多かったかもしれない」

斉藤大介選手(京都)
「きょうは気持ちでもフィジカルでも相手に負けてなかった。
今後の課題は、3トップとのコンビネーションをよくすること、守備の入りかたをよくすること。
この2つだと思います」

半はもう全然ダメ(苦笑)。
きょうは漫画喫茶でBS中継を見ていたのですが
「縦ポンサッカー、キター」
「ちょwww後ろからのプレスにボール失ないすぎwww」
「ディフェンスラインが下がりすぎる件」
など、おれちゃんねるの脳内にスレッドが立ちまくり。
問題山積なできばえでした。

とにかく3トップのうちアレモンぐらいしか守備に関与しない京都は、まるで7-0-3のフォーメーション。
一方の名古屋のほうは4-6-0といってもいい布陣なので、ポゼッションされるんだよね!
だって中盤0対6だよね!
DA・YO・NEー!

とまぁ、とても「まいっか」とほおっておけないサンガの貧しさ(泣)。
相手の横パスをかっさらって、パウが酒と泪と男と女と川島と1対1になったシーンが最大にして唯一のチャンスでした。
あれ、決めとけばなー(号泣)。

そんな悲しい気分だったハーフタイム、BSではなんと!
Jリーグ選手名鑑企画で平井さんが特集!
今季の平井さんのスーパーセーブがまとめてドン!
平井イェイ!!
そしてインタビューでは、かっこいい平井さん!
ほほえむ平井さん!!
はにかむ平井さん!!!
全国の平井教信者にとって悶絶ものの時間が流れ、小生の愚息も昇天!
すっかりエクスタシー!(ジミー大西ふうに)な気持ちになって後半に突入ですよ。

そしたら開始早々に失点ですか!
本田が
「そこから入れるか!」
なナイスクロスに、ワッシーがかぶっちゃって直志に押し込まれちゃいました、とほほ。

こっからいつものことなんですけど、京都のパフォーマンスがよくなってくるんです。
中払がドリブルでつっかけたり、美尾が相手DFとの1対1で仕掛けたり。
つーか、点取られる前からそれでいけよ!って突っ込みたくなるんですが。

後半15分ごろには、キレキレ美尾が古賀の股を抜いてボックス内に侵入。
グラウンダーのクロスに、ファーにいたアレモンがプッシュ!
同点!
と思ったら、なぜかオフサイドの判定。
アレモンびっくり。
BSではなぜかわかりにくい角度からのリプレイしか流さないという…さすがNHK名古屋放送局制作!
われわれに勝たせたくないという力が働いていると感じました(C)大木武。

めげずに後半19分。
左からのクロスがファーに流れて、フリーだったパウがトラップしてズドン!
これで同点&サンガとしては7試合連続得点。

さーて、ここからは角田を入れた名古屋が守備の意識を高め、おたがいがカウンターの応酬。
名古屋は2、3度フリーの決定機があったものの、いずれもシュートミス、助かった。
一方、京都も松田、小原を入れてアウェイでも勝ちを狙いますが…。
んー、やっぱアレ、パウ、林のほうが得点のにおいがあったかも(苦笑)。
結局、ドローでタイムアップ。

てなわけで、なんだかんだで結果を残した3トップ。
それとひきかえに、ほとんどの時間で主導権を握られてしまった中盤。
「おまえが落としたのは金の斧(得点力)か、それとも銀の斧(ポゼッション力)か」
と池の神さまに尋ねられたら、まよわず金を取るおれですので、個人的にはこの3トップをもう少し見てみたいと思います。

ただ、ひとつだけ注文をつけるとしたら3人の守備でしょうか。
アレモンが左サイドで自陣深くまで戻るのにたいして、パウ、林はあんまりプレスにいかない。
3人が相手にプレスをかける、その約束事を整理していただければ、もう少し中盤で有利に立てるかもしれません。
そして、もう少し斉藤の負担も軽くなると思います。
このままだと斉藤、過労死しまっせ、マジで…。

※追記
【J1:第7節 名古屋 vs 京都 レポート】中村がリーグ通算400ゴールを決めた名古屋だが、パウリーニョのゴールで京都に追いつかれドロー。 [ J’s GOAL ]
この小学生の夏休みの作文みたいな文章はなんだ。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください