スーペル・ピッポ
ACミラン4-1(agg.5-2)バイエルン・ミュンヘン
◇日時:2006年3月8日(水)20.45KO(日本時間翌4.45)
8分【ミラン】フィリッポ・インザーギ “ピッポ”
※23分【ミラン】アンドレイ・シェヴチェンコPK大失敗
25分【ミラン】アンドレイ・シェヴチェンコ
35分【バイエルン】ヴァレリアン・イスマエル
47分【ミラン】フィリッポ・インザーギ “ピッポ”
59分【ミラン】ヒカルド・イゼシオン・ドス・サントス・レイテ “カカー”
※Aggregate Score5-2でミランがベスト8進出
■ACミラン(4-1-2-1-2)
GK1:ネルソン・デ・ジェスス・ダ・シウヴァ “ヂダ”
DF31:ヤープ・ヤコブ・スタム
DF13:アレッサンドロ・ネスタ
DF4:カハベール “カッハ”・カラーゼ
DF27:セルジオ・クラウディオ・ドス・サントス “セルジーニョ”
MF21:アンドレア・ピルロ
MF14:ヨハン・フォーゲル
MF20:クラレンス・セードルフ
MF22:ヒカルド・イゼシオン・ドス・サントス・レイテ “カカー”
(86分-MF10:セサール・マヌエル・ルイ・コスタ)
FW9:フィリッポ・インザーギ “ピッポ”
(72分-FW11:アルベルト・ジラルディーノ)
FW7:アンドレイ・シェヴチェンコ
(76分-MF23:マッシモ・アンブロジーニ)
■バイエルン・ミュンヘン(4-1-2-1-2)
GK1:オリバー・カーン
DF2:ウィリー・サニョル
DF3:ルシマール・ダ・シウヴァ・フェレイラ “ルシオ”
DF25:ヴァレリアン・イスマエル
DF69:ビシェンテ・リザラス
(52分-MF11:ジョゼ・ホベルト・ダ・シウヴァ “ゼ・ホベルト”)
MF6:マルティン・ガストン・デミチェリス
MF26:セバスティアン・ダイスラー
(63分-MF7:メフメット・ショル)
MF31:バシュティアン・シュヴァインシュタイガ
MF13:ミヒャエル・バラック
FW14:クラウディオ・ミゲル・ピサーロ・ボッシオ
FW10:ロイ・マカーイ
(46分-FW33:ホセ・パオロ・ゲレーロ)
フィリッポ・インザーギ “ピッポ”選手(ミラン)
「足首の怪我をしていたときは、復帰できるか不安だった。
これで選手生活も終わりじゃないのか、ってね。
でも、活躍できる日が来ることをずっとずっと夢見ていたんだ。
きょう、それが現実になるなんて、最高の気分だ。
ディ・ステファノの記録に追いついた?
彼のような偉大な選手に肩を並べられるのは栄誉なことだ。
でもそれより大事なことは、チームが最高のサッカーをして勝ち抜けたことなんだよ。
きょうの僕の2得点も、チーム全体がすばらしいできだったからさ」
カルロ・アンチェロッティ・コーチ(ミラン)
「ネスタとカラーゼは完璧だった。
サイドバックは何度もオーバーラップし、中盤の選手はアグレッシブで、そして3人のアタッカーが4得点を決めてくれた。
これ以上何もいうことがないゲームだったね」
フェリックス・マガト・コーチ(バイエルン)
「ミランの最初の得点はオフサイドだ。
ほかにも、われわれにとって不利な判定ばかりつづいた。
ミランのような強いチームに審判が味方についたら、勝つなんて至難の技だろう。
確かに、2-2に追いつくチャンスもあったんだ。
しかし、ミランが追加点を挙げてしまって、あとは守備固めに入られてしまったね。
われわれにとっては悲しい夜になったよ」
なんだがテンションが低いバイエルンが、ミランに圧倒されてしまった。
出色はやっぱりピッポことインザーギ。
PKを誘った飛び出しとか、2点目の鼻先での合わせ方など、まさにインザーギでインザーギな得点感覚にあふれていた。
この日の2点によって、ヨーロッパにおけるカップ戦での得点を通算50として、レアル・マドリッドの名選手アルフレド・ディ・ステファノと並ぶ歴代5位タイとなったのだった。