パウの夢幻の心臓
コンサドーレ札幌0-1京都パープルサンガ
◇日時:7月16日午後13時04分KO
◇会場:室蘭入江運動公園陸上競技場(5750人)(23.9℃)
◇主審:岡田正義 “ジャスティス”
後半32分【京都】カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”(ヘッド←加藤:左足クロス)
■コンサドーレ札幌(3-1-4-2)
GK1:林卓人
DF15:加賀健一
DF4:曽田雄志
DF3:西澤淳二
MF21:(ワンボランチ)金子勇樹
(後半40分-DF6:西嶋弘之)
MF2:岡田佑樹
MF8:砂川誠
(後半0分-MF10:三原廣樹)
MF19:上里一将
MF7:和波智広
FW11:相川進也
(後半25分-欲望という名のFW17:清野智秋)
FW13:中山元気
■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF4:鈴木和裕
DF5:手島和希
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ
DF13:三上卓哉
MF18:米田兼一郎
MF16:斉藤大介
MF27:加藤大志
MF25:六車拓也
(後半22分-MF14:中払大介)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ “パウリーニョ”
(後半44分-MF11:星大輔)
FW31:田原豊
(後半27分-FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”)
田原の異議には即イエローで、六車の決定機にたいする後ろからのレイトタックルにはカードなし。
それがジャスティス・クオリティ。
しかし、試合終了直前、柱谷コーチが大声で「レフリー!」と叫んでまで交代させたパウリーニョが、遅延行為でイエローをもらってしまうってのはめっちゃ後味悪いな…。
そんな感じで、第2クール1位×2位の直接対決を制して、これで圧倒的首位のままJ2前半戦を終えたサンガ。
このゲームで目立っていたのは、とにかくパウリーニョの驚異的な運動量と、斉藤の積極的なボールへの絡み。
先発起用された六車が真ん中に入ってくることが多かったため、
田原 パウ 加藤
六車 斉藤
米田
三上 手島 リカ 和裕
という3センターに近い形のフォーメーション(パウと田原はたびたびポジションチェンジ)だったんですが、斉藤は中盤の高い位置でプレーできて、パスの基点となるだけでなく、ミドルシュートもたびたび放っていました(だが、ほとんどが宇宙開発…)。
んで、パウリーニョのほうは試合全体をとおして前線から献身的にファースト・ディフェンスをやってて、効いてました。
やっぱ、FWの軸はパウでしょパウ。
とはいえ、チーム全体のデキはどうだったかというと、ウーン…。
中盤でどうもボールが収まらなくて、やむを得ず横パスを出したところでインターセプトされたり、ボールを受けてからパスコースを探している間に札幌の選手にプレスを受けたり。
とくに、サイドのMFとサイドバックの連動性のなさは致命的なものがあったわけで。
サイドMF変えても攻撃がチグハグならば、今度はサイドバックのチェンジでひとつ。
後半、札幌の運動量が落ちてきたためにボールキープはできていたものの、決定的な場面が数少なかったことを考えると、まだまだ楽観はできないと、勝ってかぶとの緒を締めておこう。
TBさせていただきました。
パウリーニョの前線での追いかけは、そこまでせんでええやろうというか、体力を温存しておいて欲しい気はしました。スタミナに自信があるのだとは思いますが。
攻撃については、サンガは単発なものが多く、これからますます点が取りにくくなりそうでもあるので、先週の仙台や札幌がやっていたような、パスを細かくつなぎながら崩すようなプレーができないもんかと思います。