【J1第35節】サンフレッチェ広島 0-1 京都サンガF.C.

サンフレッチェ広島 0-1 京都サンガF.C.
日時:2024年11月3日(日)13:03KO
会場:広島県広島市広島サッカースタジアム”Eピース”(2万6,521人/晴 24.8℃ 32%)
主審:池内明彦
62′-京都/平戸太貴(右足←福田)

■サンフレッチェ広島(3-4-2-1)
GK1:大迫敬介
DF15:中野就斗
DF4:荒木隼人
DF19:佐々木翔
MF13:新井直人
MF66:川辺駿(63′-FW11:満田誠)
MF14:松本泰志(77′-FW9:ドウグラス・ダ・シウヴァ・ヴィエイラ)
MF24:東俊希(63′-DF33:塩谷司)
FW30:トルガイ・アリ・アルスラン
FW51:加藤陸次樹(77′-MF10:マルコス・ジュニオール・リマ・ドス・サントス)
FW99:ゴンサロ・メンデス・パシエンシア(63′-FW20:ピエロス・ソティリウ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK26:太田岳志
DF2:福田心之助
DF5:アピアタウィア久
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響(79′-MF37:米本拓司)
MF19:金子大毅(12′-MF10:福岡慎平)(86′-DF96:ルーカス・ダ・クルス・オリヴェイラ)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(79′-DF24:宮本優太)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(86′-FW23:豊川雄太)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW14:原大智

紫と紫のレジームチェンジ

Eピースでチョキピース(CV=山口コンボイ)✌️ ✌️✨
昇格1年目にはチンチンにされ、今季も前半戦は0-5の大敗を喫した広島。
そんな相手にほぼ互角に戦って、1-0と見事な勝利を見せてくれた。
チョウさんが試合後「パーフェクトだった」と振り返り、涙を見せていたのも、試合内容に自負できるものがあったからだろう。

5月の戦いから何が変わったかといえば、まずは前線の”個の力”。
エリアスが加入したこと、トゥーリオがチームにフィットしたことが大きいだろう。
広島は左右センターバックもオーバーラップして攻撃に厚みを加えるのがチームとしての強み。
だた、きょうはセンターバックの加勢が薄かったのは、裏抜けを狙う京都FW陣への警戒があったからだろう。
そういう意味で、12分、平戸の裏へのロブパスからエリアスが強引にシュートまでもっていけたのは、主導権を広島に握らせないための”補助線”になった。

5月からの変化点としてもうひとつあげるならば、チーム全体の成長。
前線を含めチーム力がアップしたことで、自信が回復できた。
思えばシーズン序盤は、単純なミスも続き、先制されたら萎縮してしまうというか、勝てるイメージが浮かばなかった。
それが、いまなら先にゴールを奪われても、焦らず戦えば同点、逆転にできるのではないかという期待がもてる。
数ヶ月で大きな、確実な成長があった。

さて、シーズン最終盤で、神戸との2戦、さらにきょうの広島戦。
リーグ上位の相手と戦えたこと、そしてその結果の違いは興味深かった。
選手間の位置どりが整理されており、攻撃の再現性が高い広島。
一方、フィジカルを押し出したリアリスト的な戦いの神戸。
京都はどちらかといえば神戸に近い方向性で戦っているため、選手層や成熟度で劣る分、神戸には一歩及ばなかったのかなと。

きょうの勝利で14位。
いつの間にか浦和、横浜FMを抜いているだと………ゴクリ。
少しでも上の順位にいけるように、というか、もう残留はほぼほぼ大丈夫だよね??

【JFA第104回全日本サッカー選手権大会準決勝】ヴィッセル神戸 2-1 京都サンガF.C.

ヴィッセル神戸 2-1 京都サンガF.C.
日時:2024年10月27日(日)15:05KO
会場:兵庫県神戸市御崎公園球技場 “ウイングスタ”(1万4,980人/晴 25.7℃ 44%)
主審:世界の西村雄一
18′-神戸/宮代大聖
32′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
55′-神戸/佐々木大樹(※ク・ソンユンのPKストップをプッシュ)

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK21:新井章太
DF24:酒井高徳
DF55:岩波拓也(90′-DF81:菊池流帆)
DF3:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF19:初瀬亮
MF25:鍬先祐弥(90′-MF6:扇原貴宏)
MF7:井手口陽介
MF9:宮代大聖
FW2:飯野七聖(58′-FW11:武藤嘉紀)
FW22:佐々木大樹(72′-FW26:ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス)
MF23:広瀬陸斗(58′-FW10:大迫勇也)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
MF44:佐藤響(62′-DF5:アピアタウィア久)
MF7:川﨑颯太(80′-FW31:平賀大空)
MF10:福岡慎平(62′-MF19:金子大毅)
MF39:平戸太貴(62′-MF37:米本拓司)
FW23:豊川雄太(55′-FW14:原大智)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス

福岡慎平選手(京都)
「前半20分ぐらいかな、自分が真ん中に落ちた時に拾われるケースが結構多かったんで、そこでソウタ(川﨑颯太)とダブルボランチにしてタイキ(平戸太貴)くん左でマルコ(トゥーリオ)をトップ下に置いて、自分が落ちてもソウタがいるとか、なるべく落ちずに逆にツーボランチで構えるっていうところで、そこから拾える回数も増えましたし、ソウタと細かいパスを繋ぎながらマルコに当てるとか、点取った流れもそういったところからだったんで、フォーメーション変えてうまく逆に行ったかなとは思います。攻撃の時は自分が上がればもちろんソウタは落ちてくれますし、そこは2人で関係性を作りながらやれたのかなとは思います」

京都サンガ公式サイト

その峰の彼方

ボールの奪い合いという意味で、フィジカル、テクニックともに京都が劣位にあったのは否めない。
特にセカンドボールをほとんど神戸に収められていたのが、勝負を難しいものにしていた。
宮本と鈴木のCBコンビだと、ロングボールをヘッドでクリアする際に距離が飛ばず、押し込まれると「ずっと神戸のターン」になることもしばしば。
今月6日、リーグ戦でも大迫に制空権を握られていたので、その敗因をしっかりと分析しての先発メンバー選びが必要だったのではないだろうか。
前半途中から川﨑の位置を後ろに下げて2CHにして対策をしたけど、流れを大きく引き戻すまでは難しかった。
今季の京都サンガが陥りがちな、「自分たちのサッカーを突き詰めれば勝てる」という思考が裏目に出てしまった一戦だった。

とはいえ、ターンオーバーしてもなお、チーム力で単純に神戸が「強かった」ということも、もちろん敗北の大きな要因だろう。
ラッキーやアクシデントなく今より上の順位を目指すほど、まだ京都は強くない。
そう思い知らされた。
しかし、ひさしぶりの国立決勝に行きたかったなぁ…。

【J1第34節】京都サンガF.C. 2-0 サガン鳥栖

京都サンガF.C. 2-0 サガン鳥栖
日時:2024年10月19日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万2,861人/曇 25.9℃ 90%)
主審:福島孝一郎
65′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
89′-京都/福田心之助(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン(10′-一発退場)
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響(80′-DF5:アピアタウィア久)
MF10:福岡慎平(70′-MF19:金子大毅)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(80′-FW31:平賀大空)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(80′-MF18:松田天馬)
FW23:豊川雄太(14′-GK26:太田岳志)

■サガン鳥栖(3-1-4-2)
GK71:朴一圭
DF42:原田亘
DF2:山﨑浩介
DF20:キム・テヒョン(70′-DF28:丸橋祐介)
MF33:西矢健人
MF8:中原輝
MF21:堀米勇輝(58′-FW32:堺屋佳介)
MF77:ヴィキンタス・スリヴカ(58′-FW70:ジャンジ・ブレノ・ソウザ・シウヴァ “ジャジャ・シウヴァ”)
MF6:福田晃斗(80′-DF3:木村誠二)
FW22:富樫敬真(58′-FW47:鈴木大馳)
FW99:マルセロ・ヒアン・シウヴェストリ・ドス・サントス(90+6′-一発退場)

Stairway to Heaven(天国への階段)

「終わった……のか?」
開始早々ク・ソンユンが退場となって、誰もがそう思っただろう。
しかし不安は解消、結果は快勝。
残留争いで貴重な、貴重な勝ち点3をゲットすることができた。

数的不利になったことで、いい意味で「レイドバック」できたとでも言えるだろうか。
守備ではバランスを欠いた無理なプレッシングもなく、まず陣形を整えたうえで、前線の選手がパスコースを切りつつボールホルダーに迫っていく。
攻撃は右サイド偏重で割り切っていて、大きな展開は控えているようにも見えた。
同サイドで人を集めている分、11人のとき以上に人が手薄になっている左サイドに展開して、相手のカウンターを招くことを警戒していたのかもしれない。
結果として、10人で80分あまりを戦いながら、危ないシーンは皆無だった。

そして、ひとり少なくとも攻撃をけん引していたのは、間違いなくマルコ・トゥーリオ。
カウンターの場面では、ハファエウ・エリアスとのコンビネーションプレーで鳥栖ゴールを急襲。
右サイド際でボールを抑えては、足裏を使ったパスなどで福田・川崎の突破を演出する。
きょう、2度ほどフリーでのシュートを外して、「当たってなかった」ハファエウ・エリアスを下げて、マルコ・トゥーリオがピッチに最後まで残ったのも当然といっていいだろう。
走行距離が10.254kmとチーム2位(※トップは川﨑の10.723km)の数字があらわしているように、守備でも献身的だった。

もちろん、今日の相手・鳥栖が低調だったことも勝因のひとつではあるだろう。
他会場の結果によって、鳥栖はこの日でJ2降格が決定してしまった。
ここ数シーズン、魅力的なサッカーを繰り広げていたが、今季は夏に選手を引き抜かれすぎた。
まぁ、テルコ社長時代の暗黒っぷりを知っている身としては、あそこまではひどくない(苦笑)。
ユース出身の有望選手も多いし、監督次第ではいいチームになりそうなんだけどなぁ。

【J1第33節】京都サンガF.C. 2-3 ヴィッセル神戸

京都サンガF.C. 2-3 ヴィッセル神戸
日時:2024年10月6日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万9,082人/晴 30.7℃ 43%)
主審:岡部拓人
17′-神戸/大迫勇也
45+6′-神戸/佐々木大樹
47′-京都/ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(左足)
59′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
83′-神戸/ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助(89′-DF96:ルーカス・ダ・クルス・オリヴェイラ)
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF6:三竿雄斗(90+6′-FW77:ムリロ・ヂ・ソウザ・コスタ)
MF10:福岡慎平(74′-MF19:金子大毅)
MF7:川﨑颯太
MF18:松田天馬(46′-MF39:平戸太貴)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(89′-FW31:平賀大空)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW14:原大智

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK1:前川黛也
DF24:酒井高徳
DF4:山川哲史
DF3:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF19:初瀬亮(89′-DF81:菊池流帆)
MF6:扇原貴宏(71′-MF25:鍬先祐弥)
MF7:井手口陽介
MF18:井出遥也(7′-FW22:佐々木大樹)(89′-DF23:広瀬陸斗)
FW11:武藤嘉紀
FW10:大迫勇也
FW9:宮代大聖(71′-FW26:ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス)

【J1第32節】北海道コンサドーレ札幌 2-0 京都サンガF.C.

北海道コンサドーレ札幌 2-0 京都サンガF.C.
日時:2024年9月28日(土)13:01KO
会場:北海道札幌市札幌ドーム “プレド”(1万7,860人/屋内 23.8℃ 55%)
主審:セサル・アルトゥーロ・ラモス・パラスエロス
42′-札幌/岡村大八
76′-札幌/近藤友喜

■北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK1:菅野孝憲
DF25:大﨑玲央
DF50:岡村大八
DF3:パク・ミンギュ
MF33:近藤友喜(88′-MF99:小林祐希)
MF88:馬場晴也(70′-FW20:アマドゥ・バカヨコ)
MF27:荒野拓馬(54′-MF8:深井一希)
MF4:菅大輝(88′-DF6:中村桐耶)
MF14:駒井善成
MF11:青木亮太
FW7:鈴木武蔵(70′-FW9:ジョルディ・サンチェス・リバス)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太(71′-DF96:ルーカス・ダ・クルス・オリヴェイラ)
DF50:鈴木義宜
DF6:三竿雄斗(81′-MF44:佐藤響)
MF19:金子大毅(71′-FW77:ムリロ・ヂ・ソウザ・コスタ)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(67′-MF37:米本拓司)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(67′-FW23:豊川雄太)
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”
FW14:原大智